ロアアームをそろそろ交換した方が良いと言われたけど、ロアアームはアッシーでの交換になります。と言われた。アッシーで交換するってどういう意味?
こんな疑問を持たれる方も少なくありません。
そこでこの記事では、ロアアームのassy(アッシー)交換とは何か?について紹介していきます。
【ロアアーム】assy(アッシー)交換とは?
これはロアアーム以外に対していも同じことが言えますが、assy(アッシー)で交換するというのは、ロアアームのダメになった部分だけを組み替えるのではなく、ロアアームを丸々交換することを意味します。
ロアアームの場合、ダメになる部品は以下2点。
- ボールジョイント
- ゴムブッシュ
assy(アッシー)以外に、【アッセンブリー】と言う言葉使われることもありますが、これも意味は同じです。アッセンブリーの略語がアッシーになります。アッセンと略される場合もあります。
アッセンブリーには組み付けと言う意味があり、全て部品が組み込まれてある部品を意味する言葉です。
ロアアームであれば、すでにボールジョイント部分やゴムブッシュが組み付けられている状態をassyと呼びます。
なぜassyで交換するのか?
ロアアームをassyで交換する理由は主に2つあります。
- ボールジョイント部分が溶接されている
- 部品単体の交換には手間が掛かる
まず1つは、ロアアームを作る際にナックル部分との連結部分になる、ボールジョイント部分が溶接にて固定されているケースが多くあります。そのため、ボールジョイントだけ交換しようと思っても、交換が出来ないので丸々ロアアームを1本交換してしまうのが1つ。
外車の場合は、ボールジョイント部分がボルト固定になっており、簡単に交換が出来るケースも多いですが、日本車の場合は溶接のパターンが多いです。
ゴムブッシュに関しては、圧入されているため交換しようと思えば、ブッシュのみの交換は可能ですが、圧入されている部品になるので、設備(プレス機)が必要になる上、手間が掛かります。
これらの手間(工賃)と部品丸ごとの金額を天秤に掛けるとassyで交換してしまった方が良い。と言う決断になるとassyでの交換作業になるのです。
まとめ
ロアアームをassy(アッシー・アッセン・アッセンブリー)で交換すると言うのは、ロアアームのダメになった部品だけを交換すると言うのではなく、ロアアームの各部品がすでに組み付けられているロアアーム丸々1本を購入し、アーム丸ごと交換してやることを意味します。
ダメになった部品だけを交換するのではなく、アッシーで交換する理由は、部品単体での交換が出来ない場合や部品単体での交換では手間が掛かる場合にその選択がなされます。
ロアアームには、安い社外品の部品も多く、仮に部品単体での交換が出来たとしても、assyで部品を丸々交換してしまう方が安く済むケースがほとんどです。
それでは。
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