先日、知り合いの車のカーナビを交換しようとしたところ、ナビパネルを外すとナビ本体の固定ボルトが盗難防止用のボルトが使用されていました。
車内を少し探しましたが、専用工具が見つからないため、専用工具無しでボルトを外すことに。
そこでこの記事では、特殊なボルト(盗難防止ボルト等)を専用工具無しで外す方法について紹介していきます。今回は、カーナビ用の盗難防止ボルトで実践していますが、他の特殊ボルトでも同じ方法が使えます。
特殊なボルトを専用工具無しで外す方法
特殊なボルトを専用工具無しで外す方法は、2パターンあります。
- マイナスドライバーで無理やり回す
- サンダーでマイナスドライバーを掛けられるようにする
マイナスドライバーで無理やり回す
1つは、ボルトにマイナスドライバーを当てがい、マイナスドライバーで押し込む形で、ボルトを回す方法です。ただ、この方法で回すには条件があり…
- ボルトにトルクがあまり掛けられていないこと。
- ネジの受けがしっかりしていること。
カーナビに使用されている盗難防止ボルトの受けは、クリップになっておりマイナスドライバーを当てても上手くボルトが回ってくれないケースも珍しくありません。
このようなクリップ型の形状をしているやつです。
今回は、トルクもそれなりに掛けられており、この方法では無理でした。
グラインダーを使って回す
もう1つの方法は、グラインダーを使用し、ボルトの頭にマイナスドライバーを掛けられるように直線の溝を作ってしまう方法です。
ボルトが使用されている場所によっては、サンダーが上手く入らない場合もあります。その際には、リューターを使うのも1つの手段です。
今回は、カーナビやナビの周りを傷付けないよう、神経を使いながらグラインダーを使用し、慎重に切り込みを入れてやりました。
グラインダーを使用し、溝を作ってやればマイナスドライバーで簡単に脱着が可能になります。
これならマイナスドライバーが次から使用出来るので、再利用もしやすいですね。(プラスネジの予備を持っているので、再利用はしませんが…。)
まとめ
今回のように純正のカーナビの場合、盗難防止用のボルトで固定がされている場合があるようです。あまり純正ナビを触る機会が無いので個人的に初めて当たりましたが…。
本来であれば、専用の特殊工具がセットになっているはずなので、それを使用すれば良いだけの話なのですが、専用工具を無くしたり、中古車を購入している場合は、前の持ち主が車に入れ忘れている可能性も考えられます。
そのようなケースでは、今回紹介した2つの外し方を試してみて下さい。
どうしても回せそうにない場合は、ディーラーに行けば専用工具がある場合があります。おそらく数パターンの形状があると思うので、それに合う工具があれば外してもらえます。
今回はカーナビ用の盗難防止ボルトで実践した方法を紹介していますが、カーナビ以外の特殊ボルト以外でもここで紹介した方法で、特殊なボルトを専用工具無しで外すことが可能です。
それでは。
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