最近、MH21S(22S)のエンジンルームからアイドリング時に、【カタカタ】異音が発生中。音の大きさとしては、室内から聞こえるぐらいそこそこの音量です。
そこでこの記事では、MH21Sのエンジンルームから出る【カタカタ音】の正体についてお話ししていきます。
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【MH21S】エンジンルームから出る【カタカタ】音の正体
MH21Sを始めとする同年式のスズキ車にありがちなのですが、エンジンルームから【カタカタ】音が出る正体は、エアダクトの固定部分が外れたり、クリップが劣化し、固定が甘くなることでエアダクトが暴れて異音が発生します。
エアクリーナーボックスから出てきて、コアサポート部分に2箇所のクリップで固定されいているこちらのエアダクトです。
今回は、クリップが無くなっていました。
古くなり劣化したクリップを取り外すと、クリップが破損しこのようなことがよく起こります。(今回もまさに。先日、セルモーターの交換をした際に、こちらのダクトを脱着しておりました。)
こんな些細なことであんな大きな【カタカタ音】が出るの?
そんなふうに思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ここのエアダクトがちゃんと固定されていないと、結構な音量で異音が発生します。この年式のスズキ車あるあるの1つです。
エアダクトにエンジンの振動が伝わり、エアダクトがコアサポートを叩くことで結構な音量になります。
異音の対処方法
この異音の対処方法は3つ。
- タイラップで固定(応急処置)
- 新品のクリップに交換する
- ナットリベットでボルト固定に変える
とりあえず、手元に新品のクリップは無い。という方は、エアダクトをタイラップで固定してやれば、異音は解消します。(あくまでも応急処置ですね。)
この固定方法をしてしまうと、エアダクトの固定部分が切れてしまう可能性もあるので、あまりお勧めはしませんが、今すぐ音を止めたい人はすぐに対処出来るので良いかもしれません。
あとは新品のクリップを2つ購入し、新品のクリップを交換する方法が1つ。
もう1つは、ナットリベットを使用し、コアサポート側にネジ山を設けて、上から外径が大きめのワッシャーをあてがい、ボルトで固定する方法もあります。
正直、そこまでする必要性はないですが、今後このような異音を発生させないためには一番理に適った対処方法でもあります。ちょこちょこ脱着する機会がある人にはお勧めかもしれません。(そんな頻繁に脱着する部品ではないですけどね…。)
ナットリベットの使い方については、こちらの記事をご覧ください。
まとめ
クリップが古くなってくると、エアダクトの固定が甘くなり、エアダクトが振れることでコアサポートを叩いて異音が発生するケースが多いです。
異音を特定する際には、エンジンを掛けた状態でボンネットをあけ、エアダクトを手で押さえ込んで音が止まればそこが異音の正体です。そんなことしなくても、すぐに分かると思いますが….。
もしアイドリング次にカタカタ音が出ている場合は、そこを第一に確認してみて下さい。
それでは。
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