モンキーのクラッチには、1次側クラッチと2次側クラッチの2種類あるみたいだけど、2次側クラッチって何?1次側クラッチとどう違うの?
こんな疑問を持たれる方も少なくありません。
そこでこの記事では、モンキーの2次側クラッチとは何か?1次側クラッチとどう違うのか?というテーマでお話ししていきます。
【モンキー】2次側クラッチとは?
モンキーエンジンの2次側クラッチとは、クラッチディスクの取り付け位置がミッション側のシャフトに固定するクラッチを示すことです。
純正クラッチの場合は、クラッチディスクがクランクシャフト側に固定されています。
▪️1次側クラッチ(モンキー純正)
▪️2次側クラッチ(武川スペシャルクラッチ)
モンキーを始めとする、ホンダの横型50ccエンジンの純正クラッチの場合、クラッチ盤はクランクシャフト側に固定されます。このkクラッチ盤をクランクシャフトから、ミッション側のシャフトに移すクラッチを2次側クラッチと呼びます。
要するに、クラッチがどっちに付くか(固定)によって1次側クラッチか2次側クラッチか分かれます。
2次側クラッチに変更するメリット
モンキーのエンジンを1次側クラッチから2次側クラッチに交換するメリットは以下の通りです。
- クランクシャフトの負担を減らせる
- エンジンの吹け上がりが極端に良くなる
- レスポンスが良くなる
- クラッチ盤の枚数を増やせる
ミッションシャフト側にクラッチを固定することによって、クランクシャフト側には小さなギアが1つ固定されるだけになるため、クランクシャフトの負担は大幅に減り、エンジンの回転がスムーズに回るようになります。
そのため、高回転までの回るようになったり、レスポンスが良くなったりとさまざまなメリットが生まれます。
当然、高回転まで回せるエンジンになれば、それだけ出せるパワーも上がります。
また、純正形状の1次側クラッチを強化する場合、3枚ディスクまでの商品しか存在しませんが、2次側クラッチに変更した場合、クラッチ盤の枚数を【5枚、6枚】と大幅に増やすことが出来るため、純正クラッチでは出来ないほどクラッチを強化することが出来る点もメリットです。
88cc程度のエンジンであれば、5枚もクラッチ盤いらないけど…。
2次側クラッチに変更する選択を取ることで、1次側クラッチには存在しない【乾式クラッチ】の選択を取ることも出来る様になる点も人によってはメリットかも知れません。
1次側クラッチから2次側クラッチに変更される場合は、1点だけ注意点があるのでそこだけ頭に入れておく必要があります。
まとめ
モンキーの2次側クラッチとは、クラッチディスクの固定位置をクランクシャフトから、ミッション側のシャフトへ移したクラッチのことを意味する言葉です。
クラッチを2次側に変更することで、クランクシャフトの負担を減らし、エンジンの回転をスムーズに回したりより高回転まで回るエンジンに仕上がります。
- レスポンスの向上
- パワーの向上
もし、1次側クラッチから2次側クラッチへの変更を視野に入れているのであれば、こちらの記事をご覧ください。
それでは。
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