MENU
カテゴリー

【モンキー】ニュートラルランプが点かない4つの原因

 

今まで問題なくニュートラルランプが点灯していたのですが、ある日突然モンキーのニュートラルランプが点かなくなってしまいました…。原因は何が考えられますか?

 

先日、このような質問を頂きました。

 

そこでこの記事では、モンキーのニュートラルランプが点かなくなってしまった原因について、お話ししていきます。

 

 

目次

【モンキー】ニュートラルランプが点かない原因

 

モンキーのニュートラルランプが点かなくなってしまった際に考えられる原因は以下の4つです。

 

  • ニュートラルランプの球切れ
  • 配線の接続不良
  • 配線の断線
  • ニュートラルスイッチの接触不良

 

ニュートラルランプの球切れ

 

真っ先に確認しておくべきポイントは、ヘッドライトカバーにはめられている電球の球切れチェックです。可能性は低いですが、ニュートラルランプの球が切れている可能性もゼロではありません。

バルブの球切れとセットで、バルブ部分の接触は問題ないかも確認しておきましょう。バルブ部分の接触不良も十分考えれます。

 

 

ニュートラルランプのバルブはこれ。

 

 

※年式や使用しているヘッドライトによって、バルブ形状が異なる場合があります。

 

配線の接続不良

 

次に考えられるのは、ニュートラルランプのスイッチに接続されている配線の接続不良です。

 

ニュートラルランプの配線は、クランクケース(ジェネレーターカバー側)に接続部分があり、配線が挟み込まれているだけなので、抜けてしまうことも可能性として考えられます。

 

特に触れていなければ、可能性は低いですが、配線の刺さりが甘かったり、ジェネレーターカバーの脱着時に、配線が外れてしまうケースも珍しくありません。

 

 

画像矢印部分の金具に、ニュートラルスイッチの配線が穴に通してあり、スプリングの力を使って配線が抜けないように押さえつけられている構造です。

 

配線が抜けないように押さえられてはいるものの、所詮スプリングだけの力なので抜けることも十分あり得ます。

 

可能性としては、ここが繋がっていない可能性が最も高いです。

 

もしニュートラルランプの配線が抜けてしまっている場合は、金具部分を手で下側に押し込んだ状態で、穴にニュートラルランプの配線を通してやればOKです。

 

配線の断線

 

先ほどのニュートラルランプのスイッチ部分の接続が問題ない場合は、その線を辿り配線がどこかで断線したりしていないか確認してみて下さい。

 

ニュートラルランプの配線の取り回しが悪いと、ジェネレーターカバーを固定した際、クランクケースとジェネレーターカバーの間に配線が挟まれて断線するケースが起こり得ます。

 

ここの断線は見落としがちですが、断線しているとニュートランプが付いたり付かなかったり、はたまたニュートラルランプが点きっぱなしになるなど、複数のトラブルに繋がります。

 

もし、外観に破損等が見受けられない場合は、電流テスターを使用し、ジェネレーターから出るニュートラルスイッチの配線とニュートラルランプの配線間の通電を確認しておいて下さい。

 

断線していないかどうかを確認するだけですので、テスターは簡易的なもので十分です。

 

 

 

そこに異常がなく通電しているとなれば、原因は最悪の状態へ…。

 

ニュートラルスイッチの接触不良

 

最後に考えられる原因は、ミッションケース内にあるニュートラルスイッチ本体部分の接触不良です。

 

ニュートラルランプのスイッチ(ニュートラルの感知をしている部分)は、エンジンの内部にあり、そこの接触不良が起きていると、当然電流が流れませんので、ニュートラルランプが点灯することはありません。

 

シフトドラムにスイッチとなる通電部分があり、シフトドラムが回転し、ニュートラルに入れた際、そのスイッチとクランクケース側のスイッチが接触することで電気が流れて、ニュートラルを検知している構造になっています。

 

その内部のスイッチに接触不良が起こってしまうと、ランプが正常に作動(点灯)しません…。

 

可能性としては、低いですが可能性が全くないとは言い切れません…。ここに原因がある場合は、一度エンジンを全てバラして内部のスイッチ部分を点検する必要があります。

 

あわせて読みたい
【モンキーエンジン】腰下の組み立て方法【画像多め】 モンキーエンジンのオーバーホールをするため、エンジンを全バラし、各部の清掃と部品交換を行い組み付けを行いました。   そこでこの記事では、モンキーエンジン...

 

まとめ

 

モンキーのニュートラルランプが点灯しない原因は以下、4つの中にあるケースが大半です。

 

  • ニュートラルランプの球切れ
  • 配線の接続不良
  • 配線の断線
  • ニュートラルスイッチの接触不良

 

まずはジェレネーターカバーを外し、配線の接続不良や目視による断線がないかを確認した後、テスターを使用しニュートラルランプからニュートラルスイッチ間での断線が起きていないかを調べてみて下さい。

 

 

 

そこに異常がないとなるれば、クランクケース内とシフトドラムに固定されているスイッチ同士の接触不良の可能性が出てきます。

 

ここのスイッチを確認するためには、エンジンをバラしクランクケースを分解する必要があるため、大仕事になってしまいますが…。今まで問題なくランプが点いていたとなれば、可能性は極めて低ですが….。

 

それでは。

 

▪️関連記事はこちら

あわせて読みたい
【モンキー】ギアの入りが悪くなる4つの原因と対処方法   最近、モンキーのギアの入りが悪いです...。エンジンが止まっているの時には、スムーズにギアが入るのですが、エンジンが始動していると、ギアの入りが悪くなり...
あわせて読みたい
【モンキーエンジン】腰上の分解方法 モンキーのエンジンオーバーホールに伴い、エンジンの腰上を分解しました。   そこでこの記事では、モンキーエンジンの腰上分解方法について、画像付きで解説して...
あわせて読みたい
【モンキーエンジン】腰上の組み方/ボアアップキットの組み込み モンキーエンジンのオーバーホールに伴い、セットでボアアップキットの組み込みを行いました。   そこでこの記事では、モンキーエンジンのボアアップキット(腰上...
あわせて読みたい
【モンキー】鍵にキーグリップの取り付け方法 モンキーのキーシリンダーが寂しいので、キーグリップの取り付けを行いました。   そこでこの記事では、鍵にキーグリップを取り付ける方法について画像付きで紹介...

 

 

 

 

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次