先日、エアフィルターの交換作業ついでに【ISCV】と呼ばれる部品の洗浄を行いました。
この部品の汚れが酷くなると、アイドリング不調やエンジン不調の症状が出ますので、気が向いた時に掃除しておくことをお勧めします。
この記事では、MH21SのISCV洗浄方法について紹介していきます。
使う工具と洗浄剤
- プラスドライバー
- エンジンコンディショナー
ISCVを洗浄する際には、パーツクリーナーではなくエンジンコンディショナーを使用します。
どこのホームセンターでも入手可能なエンジンコンディショナーは、Kure。ネット等であれば他にも、ドライブジョイやワコーズ等も同じような商品があります。
【MH21S】ISCVの洗浄方法
ISCVはスロットルボディの左側面側にプラスネジ3本で固定されています。(下側1本だけ見難い場所にあるので取り忘れに注意です。)
少しスペースが狭いですが、短めのプラスドライバー1本で外すことが可能です。長いドライバーを使おうとしたら、ABSユニット(配管)が邪魔で作業出来ませんでした。
プラスのビットとラチェットがあればより作業効率はアップします。(実際、無くても余裕。)
ISCVの裏側にはカプラーが1本刺さっているので、これも忘れずに外しておきます。
ISCVが外せたら、ウエス等にエンジンコンディショナーを吹きかけ、コンディショナーで湿ったウエスを使ってISCVの先端を掃除します。ISCVに直接洗浄剤を吹き掛けない方が良いです。
今回はKureのエンジンコンディショナーを使用して掃除しています。
▪️洗浄前
▪️洗浄後
先端部分に加えて、黒いゴムの部分もかなり汚れていました。ぱっと見黒だから分かり難いですが…。洗浄後の写真を見ると、素材の黒の色がはっきりしています。
掃除に使ったウエス(これはキッチンペーパーだけども)を見ると、汚れ具合が良く分かりますね…。
掃除が終わったら、あとは元通りに組み付ければ作業完了です。
今回は、特にエンジン不調の症状が出ていたわけでもありませんので、このまま作業終了していますが、もし何か不具合が出てから作業に入る方は、バッテリーのマイナス端子を一度外すなり、ECUのヒューズを抜き差ししてコンピューターのリセットをしておくことをお勧めします。
エアクリーナーが外れている状態なので、ついでにスロットルボディ側も軽く掃除しておきました。
まとめ
スズキの【K6A】エンジンはこのISCVの汚れによる、アイドリング不調の症状が良く出ます。(整備士曰く。)
必ずではありませんが、アイドリング不調の症状が出ていたら、ISCVの洗浄で症状が改善するかもしれません。今回は、エアクリーナーの交換作業ついでに洗浄をおこなっておきました。
5分10分でサクッと掃除ができる部品なので、気になったら掃除して見てください。
それでは。
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