モンキーやシャリーのフロントフォークをアウターカットする際、ネジ切りを必要最低限に抑えるためのアダプターを自作しました。
そこでこの記事では、アダプターの各部寸法についてお話ししていきます。
これがあれば、4Lのフロントフォークやシャリーのフロントフォーク以外に、5Lモンキーのフロントフォークにネジ山を切ることが可能です。
【モンキー】アウターカット用のアダプター自作
- ネジ山 M34 P1
- ネジ側 34ミリ
- ハマる側 29.9ミリ
- 穴径 11ミリ
アダプターに空けてある11ミリの穴は、長いボルトを通して、フロントフォークとアダプターを固定する用の穴になります。M10のボルトを通すので、10.5〜11ミリの穴を貫通で空けておけばOKです。
フロントフォークの内径は約30ミリなので、0.1ミリだけ小さく29.9ミリに削っておきました。
これ1つでモンキーにもシャリーにも使用可能です。(フロントフォーク側の寸法はモンキーもシャリーも同じ。)
フロントフォーク側のはめ込み部分は、20ミリピッタリになっていますが、正直ここの寸法は大体で大丈夫です。
アダプターを使用したアウターカット
このアダプターがあれば、フロントフォークのアウター長を先に切断してから、ネジ山を切ることが出来るのでネジ切りを必要最低限に抑えることが可能です。
フロントフォークを好みの長さに切断し、アダプターを画像のようにはめ込み、アダプター側からトップブリッジにかけて長いボルト1本でアダプターを固定して使用。
仕事の10分休憩中に、NC旋盤にて作ったアダプターですが、結局使うことが無かったので、友人にアダプターを上げて使って貰いました。
無事アウターカットが出来たようで何より。
アウターカットのやり方はこちらの記事で紹介しています。
このアダプターを用意してから作業に入らないと、これだけ無駄なネジ山を切る羽目に…。
まとめ
アウターカット用のアダプターを製作することで、余分なネジ山を切らなくて済むので作業効率がとても良くなります。
また、本来ネジ山がない5Lモンキーのフロントフォークにネジ山を切ることが出来、4Lのフロントフォーク同様にガイドキャップとブーツを取り付けることが可能です。
NC旋盤があれば、5分10分で簡単にアダプターの製作が可能です。旋盤が使えない人は、ヤフーオークション等でも売られているので、それを購入すればOKですね。(ちなみにオークションで販売しているのは僕ではありませんので、僕には頼まないで下さい。)
それでは。
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