車高をある程度下げていくと、インナーフェンダーとタイヤの干渉が起こるケースは珍しくありません。
いつも車高を下げている時、インナーフェンダーはどうしていますか?
たまにこのような質問を頂くことも…。そこでこの記事では、簡単に出来るインナーフェンダーの干渉対策を1つ紹介していきます。
【車高短】インナーフェンダーの干渉対策
車高を下げた際に、タイヤとインナーフェンダーが干渉してしまう際に出来る対策方法は3つあります。
- インナーフェンダーを取り外す
- インナーフェンダーを切断する
- インナーフェンダーを上げ加工する
今回の記事では、タイトルにもある通り、ヒートガンを使って誰でも簡単に上げ加工する方法について紹介します。
ヒートガンを使ってインナーフェンダーの加工
やることは至ってシンプルで、インナーフェンダーとタイヤが干渉する箇所をヒートガンで温め、インナーフェンダーの形状を変えてしまう方法です。
例えばこんな感じです。
下の画像部分の矢印が示す箇所の出っ張りがタイヤと干渉するのであれば、そこをヒートガンで少し温め、手で押し込んでやる。
そうすると、インナーフェンダーの出っ張りが綺麗になくなりました。
※今回、ここは多分干渉しないと思いますが、一番分かりやすい絵が撮れそうだったので凹ませてみました。
必ず、ヒートガンで温める前に裏面に干渉物が無いかを確かめておいて下さい。インナーフェンダーを押し込んでみて、押せるようなら問題ないケースが大半です。
▪️ビフォー
▪️アフター
写真では少し分かりにくいですが、出っ張り部分だけではなく、フェンダー付近のインナーフェンダー部分もヒートガンを使うことで、高さを稼ぐ事が可能です。
ヒートガンでインナーフェンダーを温め、インナーフェンダーを下から上に押し上げている感じです。
インナーフェンダーを温め、形状を変える場合は少し長めに手で押さえておくのが1つのコツです。インナーフェンダーが冷えるまでは元の形状に戻ろうとしてしまいます。
ヒートガンを使って加工する前は、フェンダーの爪部分にインナーフェンダーが引っ掛けられていたのに、爪よりも1、2センチ程度上にいっている事が分かると思います。
あまりにも車高が低過ぎる場合には、この方法を取っても無意味ですが、それなりのローダウンであればこの方法はかなり有効です。
今回のワゴンRは、少し車高を下げただけなので、この方法を行いインナーフェンダーを気持ち上に上げてやるだけで、インナーフェンダーとタイヤの干渉は全くありません。
まとめ
常にインナーフェンダーとタイヤが干渉するわけじゃないけど、大きな段差や高速道路を走行していると干渉してしまう…。切っちゃうのも嫌だし、外すのはもっと嫌…。
こんなユーザーには、ヒートガンを使ってインナーフェンダーの形状を変えつつ、上に上げたり干渉する箇所を部分的に凹ます方法が有効的です。
ヒートガンは安いやつで十分なので1つ持っておくと、これからのカーライフで色々役立つ場面も多いと思います。(個人的には良く使う。)
常時、インナーフェンダーとタイヤが干渉しているような下げ幅だと焼け石に水ですけど…。
それでは。
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