先日購入してきたワゴンRのベルトがずっと鳴りっぱなし…。キュルキュルキュルキュル小音ではありますが、鬱陶しすぎて乗っていられない。
そこでベルトの調整を行いましたので、ベルト調整のやり方について解説してきます。
ベルトの交換方法に関しては、こちらの記事にて解説しています。
使う工具
- ラチェット
- ソケット(10、12、14)
- 首振りのコマ
- スピンナーハンドル
- メガネレンチ(12ミリ)
- クリップ外し
今回、使用した工具は上記の通りです。
【MH21S】ベルトの張り調整のやり方
ベルトの張り調整は以下の手順で作業します。
- ジャッキアップする
- ナンバープレートを外す
- ハウス側のカバーを外す
- コンプレッサーの固定ボルト3本を緩める
- アジャスターボルトを締め込む
- オルタネーター固定ボルトを緩める
- アジャスターボルトを締め込む
ジャッキアップについてはこちらの記事をご覧ください。
- エアコン側のベルト調整 ⑤と④
- オルタ側のベルト調整 ⑥と⑦
ハウス側のカバーを外す
運転席側のタイヤを外し、ハウスの中にあるカバーを外します。
固定はクリップのみでされているので、クリップ外しを使ってクリップを全て外せば簡単に外す事が可能です。このカバーがある状態だと、エアコン側のベルトの張り具合いが確認しずらいと思います。
コンプレッサーの固定ボルト3本を緩める
フロントのナンバープレートを外したら、ナンバープレートの裏にある穴の隙間と、バンパーの下側からエアコンのコンプレッサーを固定している3本のボルトを全て緩めます。
場所は画像の赤丸部分です。(全て12ミリ)
※バンパー下側よりアクセス
※ナンバー裏の穴よりアクセル
ボルト3本とも、ラチェットでの侵入は難しいので、メガネレンチを使用してボルトを緩めました。
ボルトは、外さなくて大丈夫です。ボルトのカサとコンプレッサーの間に隙間が出来ればOKです。
アジャスターボルトを締め込む
エアコンコンプレッサーを固定しているボルトを全て緩めたら、エアコンコンプレッサーがフリーの状態になっているので、画像の矢印部分にあるボルトを締め込むことで、ベルトを張る事が可能です。
アジャスターボルトを締め込むと、エアコンのコンプレッサーがエンジンから遠ざかって行く方向に動くため、ベルトを張る事が出来る仕組みです。
エアコンベルトの張り具合を手で確かめながら、アジャスターボルトを締め込めば、エアコンベルトの張り調整が完了です。
調整するために、緩めたコンプレッサー固定用ボルト3本の締め忘れに注意です。
オルタネーター固定ボルトを緩める
次にオルタネーターとウォーターポンプを回している方のベルト調整ですが、こちらはオルタネーターをズラして張りの調整を行います。
エアコンコンプレッサーを固定しているボルトを全て緩めたら、エアコンコンプレッサーがフリーの状態になっているので、画像の矢印部分にあるボルトを締め込むことで、ベルトを張る事が可能です。
▪️上側(12ミリ)
▪️下側(14ミリ)
この2本のボルトがオルタネーターを固定しているボルトになります。上下でボルトの頭サイズが異なります。ちなみに、下側のボルトはタイヤハウス側からアクセス可能。
- 上側 12ミリ
- 下側 14ミリ
下側のボルトは径が1周り大きいだけあって、締め付けトルクもやや強め。
そのため、スピンナーハンドルを使用してボルトを緩めました。
エアコンのコンプレッサー同様、ボルトが緩めばOKです。
アジャスターボルトを締め込む
オルタネーターの固定ボルト2本が緩んだら、後はアジャスターボルトを締め込めばOKです。
アジャスターボルトは奥側にあるため、エンジンルーム側から見るとイマイチボルトの頭が見えません。今回は、タイヤハウス側からアジャスターボルトへアクセスしました。
画像がピンボケしていますが、下側からアジャスターボルトを確認する事が可能です。
ボルトの頭サイズは12ミリ。ラチェットを使ってアジャスターを締め込みました。
板ラチェ(メガネレンチのラチェットタイプ)があれば、かなり作業時間の短縮になると思います…。
アジャスターの締め込みが終わったら、オルタネーターを固定している2本のボルトを固定し、作業完了です。アジャスターボルトを締め込む際には、ベルトの張り具合を確認しながら締め込んでください。
まとめ
ベルトの張り調整に関しては、やり方さえ分かれば誰にでも簡単に出来る作業内容です。
MH21Sに限らず、スズキ車はベルト鳴きに悩まされるケースが多いので、ベルトの鳴きに困っている人はチャレンジしてみて下さい。ベルト調整をしてもすぐに再発するケースも珍しくありませんが…。
調整後すぐにベルトが鳴く場合は、ベルト交換をお勧めします。
場合によっては、ベルトで回しているオルタネーターのプーリーがダメになっているケースも…。
それでは。
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