どの車でもバイクでもスパークプラグには番手が色々あるけど、番手の違いは何?番手が変わると何が変わるの?
このような疑問を持たれる方も少なくありません。
そこでこの記事では、プラグの番手の違いは何か?番手を上げたり下げたりするとどうなるのか?について簡単に解説していきます。
プラグの番手の違いは何?
プラグの番手の違いは【燃価率】の違いがあります。
もっと簡単に説明すると、プラグ自体が受ける熱をどれだけ発散出来るか?と言うのが燃価率です。つまり、プラグの冷却性みたいなものがプラグの番手で変わってきます。
- CR6HSA
- CR7HSA
この2つのプラグを比較した場合、後者の【CR7HSA】の方が番手が高いので、プラグの冷却性は大きくなります。プラグに付いている数字が大きくなればなるだけ、燃価率が高くなります。
プラグの番手を下げたり上げたりするとどうなる?
プラグの番手を無闇に下げたり上げたりすると、場合にもよりますがトラブルの原因に繋がる場合もあります。
▪️プラグの番手を下げると…
プラグが燃焼室から受ける熱に耐えられず、プラグの電極が溶けてしまうこともあります。
▪️プラグの番手を上げると…
プラグが熱を発散しすぎて、理想の温度まで上がらないことで、スパークプラグの電極にカーボンが付着してしまい、点火不良に繋がる場合があります。(プラグがカブるってやつですね。)
この症状はあくまでの、エンジン周りの仕様や使い方に合わない番手をチョイスした場合に発生する不具合です。
伝えたいメッセージは何かと言うと、プラグの番手はそのエンジン周りの仕様、(車両の)使用方法に応じて適切な番手をチョイスしてやらないと、エンジン不調やトラブルを発生させる原因に繋がると言うことです。
※もちろん、絶対にトラブルになると言うわけでもありませんが…。
自分の車両状態(使い方)にあっているプラグ番手をチョイスする上で、プラグの番手を下げたり上げたりするのであれば、何の問題もありません。
まとめ
プラグの番手には、そのプラグが持つ冷却性を表します。プラグの番手が上がるにつれて、プラグの冷却性が上がり、熱を逃がす力が高くなっていきます。
プラグの番手を選ぶ際には、その車やバイクの使用状況やチューニングに合わせた番手を選んでやらないと、エンジン不調にも繋がるので注意が必要です。
エンジン周りをチューニングしている車両や使用用途が街乗りと異なる場合(サーキットでバンバン走る車両)は例外として、メーカー標準の番手を使用するのが一般的です。
どノーマルの車両を街乗りで使用するのであれば、プラグの番手を変更する必要性は無いと思います。
それでは。
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