エンジンオイルの消費が気になるから何とかならんかね…。
数ヶ月ほど前に、友人からこんな相談を受け、ワコーズの【Eクリーンプラス】を試してみました。
そこでこの記事では、ワコーズのEクリーンプラスを入れてみた効果についてお話ししていきます。結論ですが、完全解決には至りませんでしたが、多少オイル消費量が減りました。
使用する車の状態(症状)
今回投入した車はダイハツの軽自動車です。オイル消費が激しいことで巷ではそこそこ上がってくるエンジンを搭載した車です。
Eクリーンプラスを入れる前の状態は、約3000キロ程度の走行で【1リットル】程度のオイルを消費(燃やしている)してしまっている状況です。
ちなみにオイルの消費量は、オイルゲージからおおよその量を把握することが可能です。上限から下限の線と線の間で丁度1リットルになっている車が多いです。
つまり、オイル交換時に上限までオイルを入れて、3000キロ程度走行すると、オイル量が下限まで減ってしまっている状態です。
おそらくですが、ピストンリングが汚れてピストンリングが固着。それにより、ピストンリングの隙間をエンジンオイルが通過し、燃焼室に侵入。つまるところ、オイル上がりの症状かと思われます。
※オイル管理が悪いと、ピストンリングの固着が起こりやすいエンジンのため。
エンジンオイルが滴るようなオイル漏れは無い車なので、漏れて減っている訳ではなく、燃焼室で燃やされてしまっていることは間違いないと思われます。(オイル上がりか下がりかは定かではありませんが…。)
Eクリーンプラスの使い方
Eクリーンプラスを使用する際には、エンジンオイルの交換との同時使用が基本です。
- エンジンオイルを抜く
- オイルフィルターを交換する
- オイルにEクリーンプラスを混ぜる
- オイルをエンジンに入れる
いつも行なっているオイル交換のやり方と基本はまんま同じ作業内容です。
Eクリーンプラスの使用時には、エンジン内部の汚れを溶かす効果があるため、普段よりエンジンオイルの汚れが発生します。そのため、入れる前と後には必ずフィルター交換をして下さい。とメーカー(ワコーズさん)が仰っております。
また、Eクリーンプラスを投入後は3000キロ程度のオイル交換を推奨されています。
今回は、折角エンジン内部の洗浄効果のある添加剤を入れているので、高速道路を走行する機会を待ってEクリーンプラスを導入し、約500キロ程度の高速走行も行いました。
※エンジン回した方が綺麗になりそうじゃん〜。(何も根拠はありません。)
【ワコーズ】Eクリーンプラスの効果
実際にエンジンオイルを交換する際に、エンジンオイルにEクリーンプラスを混ぜてエンジン内に入れ込み、3000キロ程度走行してもらいました。
同時に【フューエルワン】も燃料タンクに入れておきました。こちらもEクリーンプラス同様にワコーズさんの商品ですね。こちらも燃焼室を綺麗にする効果がある商品です。
同時に使用した方がより効率的に洗浄が出来るとの情報が転がっていましたので…。(本当かどうかは分かりませんが、いくらもしないので折角ならという事で。)
気になる効果の方ですが、Eクリーンプラスを入れて、約3000キロ程度走行後、エンジンオイルを交換し、また3000キロ走行したのちオイル量を確認してみると、約1リットルほど消費していたエンジンオイルは【約500〜600ml】程度の消費で収まっております。
微々たる効果かもしれませんが、本来エンジンを開けてピストンリングの交換や清掃(腰上のオーバーホール)を行わない限り改善する事が出来ない症状を、オイル交換時に添加剤を入れてやるだけでこれだけの効果が出れば十分かと思います。
もう一度Eクリーンプラスを入れてやればもっとオイル消費量が減るか否かは試していませんので、定かではありませんが、少量ではあるもののオイル消費を食い止めることに成功しました。
全ての車で同じようにオイル消費を食い止める効果が期待できる保証は一斉ありませんが、今回僕が試した友人の車では確実にオイル消費の量を減らす事が出来ました。
まとめ
ワコーズさんの【Eクリーンプラス】を入れてみた結果、3000キロ程度の走行で約1リットルもエンジンオイルを消費していたエンジンが【500〜600ml】程度のオイル消費まで落ち着きました。
完全解決には至りませんでしたが、添加剤を入れて車を走らせるだけでこれだけ効果が出ればかなり優秀かと思います。
正直なところ、僕自身オイル添加剤マニアではありませんし、そこまで過信している訳でもありません。今回のように効果が出れば【ラッキー】ぐらいの感覚で試してみることをお勧めします。
本来であれば、オイル消費が激しい時点で、エンジンを分解しオーバーホールしなくては根本解決は不可能に近い状態ですからね…。効果が大きく体感出来たら儲けもんだと思います。
完全解決したい車であれば、添加剤などの使用は諦め、エンジンをオーバーホールしてもらうことを強くお勧めします。
ちなみにですが、ピストンリング等の汚れではなく摩耗が原因と予測出来る場合は、こっちの使用が良いかと思います。以前、乗っていたBMWの白煙はこれで治りました。
それでは。
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