モンキーを製作中なのですが、ブレーキワイヤーとクラッチワイヤーの長さに迷っています…。いつもワイヤーの長さはどのように選んでいますか?
先日、このような質問を頂きました。
そこでこの記事では、ブレーキワイヤーやクラッチワイヤー、アクセルワイヤーの選び方について紹介していきます。合わせて純正ワイヤーの長さも紹介していきます。
当然ですが、モンキーに限らずダックスやシャリーも同じ要領でワイヤー長を決めることが可能です。
純正のワイヤー長はいくつ?
年式(型式)によって多少全長が変わりますが、純正モンキーのワイヤー長は以下の通りです。
- スロットルワイヤー 610ミリ
- クラッチワイヤー 750ミリ
- ブレーキワイヤー 730ミリ
- メーターワイヤー 520ミリ
ワイヤー長の選び方
ハンドルを変えたり、車高を下げたりすれば純正のワイヤー長では、対応することが出来ない場合も少なくありません。
そこでワイヤー長選びに失敗しないために、針金を使用して取り付けるそれぞれのワイヤー長を決めていく方法を紹介します。
ホームセンター等で、針金を購入し、針金を適当な長さにカット。これをそれぞれのワイヤーに見立てて一度理想の取り回しになるように、取り付けてみます。
イメージはこんな感じです。
▪️レバー側
▪️ドラムパネル側
あとは、ワイヤーの前後をマスキングテープやマジック等で印を付け、ここの長さを計測してやれば、あなたが求めているワイヤー長を把握することが可能です。
この時の注意点は2点だけです。
- 針金をなるべく真っ直ぐに伸ばして計測
- ワイヤーのアウター位置を想定し印を付ける
基本的にワイヤー長と呼ばれているのは、ワイヤーのアウターの長さです。ワイヤーの全長ではなく、ワイヤーを覆っている黒いゴム部分の長さを計測するようにしましょう。
端から端までの距離で計測し、ワイヤーを購入してしまうと、ワイヤーが想定よりも長くなってしまうのでそこだけ注意です。
今回のブレーキワイヤーは約800ミリを購入すれば、理想の取り回しが可能であることが分かりました。
実際にワイヤーを購入し、取り付けた様子がこちら。
ほとんど針金でイメージした通りの、取り回しが出来ていますね。
絞りハンドルを付けている車両の場合だと、適度にワイヤー長を余分にとってやるとカッコ良かったりもしますね。
もしワイヤーを少し長めに取るのであれば、このような部品を使うことで綺麗にまとまります。
今回使用したワイヤ長の長さ
- ブレーキワイヤー 785ミリ
- クラッチワイヤー 750ミリ(純正長)
- アクセルワイヤー 700ミリ
何のあてにもならないかもしれませんが、今回のモンキーに使用しているハンドルは、シフトアップの30ミリダウン。フロントの車高は大凡70ミリダウンです。
▪️ブレーキワイヤー
▪️クラッチワイヤー
▪️アクセルワイヤー
ワイヤーを購入する際には、あまり【何ミリロング】という表記を気にせず、あくまでもアウター長を見てから購入することをお勧めします。(年式によってワイヤー長に違いがあるため。)
まとめ
ワイヤー長を選ぶ際には、針金を使用し、自分の理想の取り回しを実際にやってみて、それを計測することでスムーズかつ、確実に必要なワイヤー長を把握することが可能です。
ブレーキワイヤーやクラッチワイヤー、アクセルワイヤー全てこの方法で長さを決めることが可能です。
もちろん、ディクス化した際のブレーキホースも同様に。
注意するべきは、メーカーが記載しているワイヤー長は大概アウター長になるので、針金の長さを測る際には、各ワイヤーのアウターがどの位置に来るのかだけ把握した状態で計測するようにしましょう。
それでは。
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