モンキーの製作にあたり、リアホイールをワイド化します。
今回使用するのは、KEPSPEED(GM-MOTO)の8インチ5.5J。
そこでこの記事では、モンキーのリアホイールを5.5J化するための方法と、スプロケットのオフセット量について解説していきます。
必要な部品
モンキーのリアホイールを5.5J化するにあたって、必要になってくる部品は以下の通りです。
- 5.5Jホイール
- オフセットスペーサー
- ワイドスイングアーム(幅220〜)
タイヤサイズやチューブサイズについては、こちらの記事で詳しくお話ししています。
【モンキー】リア5.5Jワイド化
まず始めに、スプロケットのオフセットから行います。今回は、以下のオフセット量で組み込みました。
- エンジン側 20ミリオフセット
- ホイール側 30ミリオフセット
今回の車両は、ジャズエンジンを使っているので、エンジン側はオフセットさせません。(ジャズエンジンは、純正でモンキーより20ミリスプロケット位置がオフセットになる。)
もし、モンキーエンジンならこのようなスプロケットを購入すればOKです。これを付けるだけで、エンジン側のオフセットは完了です。
ホイール側のスプロケットオフセットには、GM-MOTOの30ミリオフセットを使用しています。
ちなみにこちらです。
このスプロケットを取り付ける際には、元々組み込まれているベアリングを交換してから使用することをお勧めします。
車体に組み込むと、こんな感じです。
まだ仮組の段階なので、ドライブチェーンは張っていませんが、チェーンラインも問題なさそうです。
おそらく、バックステップの固定ステーにチェーンがガッツリ干渉するので、対策をしないとチェーンが張れないので後回しです。画像のようにメジャー等を当てると、チェーンを貼らなくてもチェーンラインがよく解ります。
センター出しやチェーンラインを出す際には、このような方法で確認すると楽チンです。
※後日、ドライブチェーンを張りましたが問題ありませんでした。
ワイドホイール化に伴い、ブレーキ側もワイド対策をする必要があります。オフセットタイプのブレーキアームを使うという方法もありますが、僕の場合は、ブレーキロッドを加工し対策しています。
詳しくはこちらの記事でお話ししています。
オフセット量はホイールで決まる
5.5Jにしたいのですが、オフセット量はいくつでいけますか?
たまにこのような質問を頂く事がありますが、これは使用するホイールによって異なるので一概には回答出来ません…。
理由はシンプルで、ホイールによってオフセット位置が異なるためです。オフセット位置とは、ハブが何処に付くか?ホイールの中心に付くのか、中心から少しズレた場所に付くのか?
これによって、ホイールのリムとスプロケットまでの距離は変わってしまうため、同じホイール幅でも、スプロケットのオフセット量が異なります。
合わせホイールの左右が同じ太さなら、それはセンターオフセットになります。下の画像のように。オフセットがセンターでは無い場合は、左右のリムで幅が異なります。
- GM-MOTO 30ミリ
- Gクラフト 20ミリ
僕の記憶が正しければ、Gクラフトさんの5.5Jはセンターオフセットでは無いので、GM-MOTOより10ミリ薄い20ミリオフセットで、チェーンがリムを交わせたと思います。
※詳しくはご自身でお調べ下さい。
まとめ
まだまだ仮組段階ですが、とりあえずリアの5.5J化が完了しました。
今回はGM-MOTO(KEPSPEED)さんの8インチ5.5Jホイールを使ってワイド化を行いました。同社から、スイングアームから何かフルでセットになっている商品があるので、そちらを購入すれば何も考える事なく、リアの5.5J化が可能です。
付属品を組み込むだけで、ホイールのセンター出しも一切不要です。
それでは。
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