ホイールのインチアップを検討しているのですが、インチアップするとホイールとフェンダーの距離は縮まりますよね?どのぐらい変化がありますか?
先日、このような質問を頂きました。
このような疑問を持たれる方も多いかもしれません。そこでこの記事では、インチアップするとホイールとフェンダーの距離はどうなるのか?また、どのぐらい変化するのか?という点について少しお話ししていきます。
インチアップするとホイールとフェンダーの距離はどうなる?
結論から先にお伝えすると、車高を変えずにホイールをインチアップすることで、ホイールとフェンダーの距離は縮まります。
※基本的には、距離が縮まるケースが大半です。(状況に応じて数値のバラツキはあるものの。)
ただし、インチアップの量とインチアップの前と後のタイヤ外形差によっては、変化が少なかったり変化しない場合も当然あります。
また、場合によってはホイールとフェンダーの距離が遠くなるケースすら考えられるのでそこは頭の片隅に入れておくと良いと思います。
インチアップ後のタイヤ外径が極端に小さくなると、そのようなことが起こり得ます。
どのぐらい距離は変化する?
実際に車高を変えずに、ホイールだけをインチアップした比較画像が上の通りです。ぱっと見でホイールとフェンダーのクリアランスは狭くなっているのが確認出来るほど変化していますね。
- 上側 14インチ タイヤ外径 557ミリ
- 下側 16インチ タイヤ外径 554ミリ
今回のインチアップでは、タイヤ外径は変化しないタイヤをチョイスしているため、ほとんどタイヤ外径に変化はありません。ホイールだけが大きくなるイメージです。
インチアップ前と後のホイールとフェンダーの距離をメジャーで計測してみると…
▪️インチアップ前(約30ミリ)
▪️インチアップ後(約13ミリ)
ホイールとフェンダーの距離は約【17ミリ】ほど縮まりました。
1インチは約25.4ミリなので、この数値を元に大凡の検討を計算で求めることも可能ですが、今使っているタイヤの磨耗であったり、たわみ量もあるので正確な数値とは多少なりもズレが生じます…。
インチアップ後のタイヤ外径が小さくなればなるほど、この距離は縮まりにくくなります。
まとめ
ホイールをインチアップすることで車高を調整しなくても、ホイールとフェンダーまでの距離を縮めることが可能です。
インチアップに伴い、タイヤの外径を極端に小さくしてしまうと、ホイールとフェンダーの距離は縮まりにくくなりますが…。そこだけは頭の片隅に入れておくと良いと思います。
それでは。
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