クラッチ交換してもらったら、交換前に比べてクラッチペダルが軽くなったんだけど何で?
先日、友人からこんな話を…。
そこでこの記事では、クラッチ交換をするとクラッチペダルが軽くなる理由についてお話ししていきます。
クラッチ交換をするとペダルが軽くなる理由
クラッチ交換をすると、クラッチペダルが軽くなる理由は以下の2つです。
- レリーズベアリングがスムーズに動く
- レリーズフォークがスムーズに動く
クラッチが新品になったからクラッチペダルが軽くなる訳ではなく、クラッチ板(カバー)を押し込むレリーズベアリングと、それを動かすクラッチレリーズフォークの動きがスムーズになったことでクラッチペダルが軽くなります。
レリーズベアリングの周り(インプットシャフト)は、時間が経過するとグリスが切れたり、古くなったグリスが固まってしまいます。それに加えて、サビも発生します。
これらが【抵抗】になって、スムーズに動けないことでクラッチペダルが重くなってしまいます。
クラッチ交換をする際には、レリーズベアリングが刺さるシャフト部分やレリーズフォーク周りの清掃とグリスアップを行うため、全ての動きが良くなるのです。
極論を言うと、クラッチペダルが元の硬さに戻ったと言う表現の方が適切です。
ワイヤー引きならワイヤー交換でも軽くなる
マニュアル車のクラッチ操作は、油圧シリンダーとワイヤー引きの2種類があります。
クラッチ操作がワイヤー引きの場合、クラッチ交換時にセットで交換する場合も少なくありません。そのような場合だと、クラッチワイヤーが新品になったことも、クラッチペダルが軽くなる要因になります。
ワイヤーも古くなると、内部でワイヤーがスムーズに動けなくなり、抵抗になっているケースも…。
ワイヤー引きのクラッチであれば、ワイヤーが原因でクラッチペダルが重くなっているケースも少なくありません。
まとめ
クラッチ交換をしたことで、クラッチペダルが軽くなった理由は以下の通りです。
- レリーズベアリングの動きが良くなった
- レリーズフォークの動きが良くなった
それに加えて、ワイヤー引きのクラッチであれば一緒にワイヤー交換をすることも珍しくないので、それも1つの要因として考えられます。
クラッチ操作は、油圧で行われる車の方が多いような気がしますが…。(特に年式の新しい車は余計に。)
それでは。
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