車高調のバネを交換しようと思っています。そこで、バネを交換したらアライメントを取り直さないとだめですか？
先日、当サイトの読者様よりこんな質問を頂きました。
そこでこの記事では、車高調のバネを交換したらアライメント調整が必要か？というテーマでお話ししていきます。
賛否両論あるかと思いますが、個人的には取り直さなくても大丈夫な場合がほとんどです。
車高調のバネを交換したらアライメントが必要？
結論、バネ交換であればアライメントは取り直さなくても問題ない。というのが個人的な意見です。もちろん、ケースによっては取り直した方が良いこともあるでしょうけど、基本的には。
確かに、車高調のバネを交換すると、少なからずアライメントにはズレが生じます。主に理由はこの2つです。
- バネレートによる車高変化
- 足回りをバラす際による変化
しかしながら、この程度のアライメント変化は微々たるものなので、バネを交換したぐらいでアライメント調整を行わない人が大半だと思います。その人の性格によるものであったり、車高変化の幅によってやるか否かは変わってきます。あと、お財布事情も絡んでくるかと。
僕個人的な話ですが、バネを交換したり車高調やらを脱着したことで、車が明らかに真っ直ぐ走らなくなったり、ハンドルを取られるようになった経験は一度もありませんね。
もし明らかな違和感がある場合は、組み込み方を先に疑った方が良いと思います。
- アームの偏心カムはズレていないか
- キャンバー角がズレるような要因はないか とかとか
多少の変化ならアライメントはいらない
あくまでも個人的な意見ですが、車高が10ミリ20ミリ程度の変化量であれば、わざわざアライメントの再調整を行わなくても問題ない。というのが個人的な意見です。
これはバネ交換に限らず車高調整でも同じです。
車高変化により、アライメント数値的にはズレが生じますが、微々たる数値なので走行に支障が出るほどのズレにはなりません。著しく、ハンドルを取られるようになったり真っ直ぐ走らなくなったりみたいなことは、一度も経験がありませんね。
つまるところ、アライメントを取り直しても費用対効果は薄い。というのが事実です。
ストラット車の場合は、車高調の組み方でナックルの角度（キャンバー角）が大きく変わるため、そこだけ分かっている人が組み込めば大きなズレは生じません。
ちなみに奥側に押し込むか手前側に引くかで、1度前後もキャンバー角が変わっちゃいます。
他にも偏心カムをバラすようなことがあれば、バラす前にマーキングをしておくとか。
整備工場やディーラーで、車のサスペンション周りの脱着をした際、アライメント調整をいちいち調整してくれると思いますか？
多くのお店はそのまま組み込んでお終いです。そもそも、整備工場ではアライメントテスターは置いていません。
某ディーラー整備士曰く、サイドスリップも見ないね。と。
そもそも論ですが、走行する道路が平面ではないので、ただアライメントテスターの数値だけを合わせるようなアライメントの取り方であれば、大きな効果はないと思います。
まとめ
車高調のバネを変えれば、足回りをバラすことになるため、アライメント数値には変化が起こります。しかしながら、バラして組み込むぐらいであれば、走行に大きな影響が出ることは少ないです。
そのため、バネ交換ではアライメントを取り直す必要は無い。というのが個人的な意見です。
車のアライメントは、街中を走行しているだけでも、多少のズレが生じるほどです…。
もし、バネを交換して走行に違和感を覚えるような、まず始めに足回りの組み込みミスを疑い、そこからアライメントの再調整を検討してみても遅くはないと思います。
最終的には、その車の乗り手が決めることなので、どっちが正解でどっちが不正解という問題ではありません。取りたきゃ取れば良いし。
それでは。
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