DIYでMT車のクラッチ交換をやってみようと思うけど、自分で出来るかな?お店に出すと工賃高いし…。
こんな疑問を持たれる方も少なくありません。
そこでこの記事では、DIYで行うクラッチ交換は難しいのか?と言うテーマでお話ししていきます。実際に家の庭で、ジャッキとウマだけで交換してみた率直な感想をベースにお届けします。
作業に関する細かい内容はこちらの記事で解説しています。あくまでもこの記事では、【感想】をお話しするだけです。
DIYで車のクラッチ交換は難しい?
まずは、実際にDIYでクラッチ交換をやってみた率直な感想ですが…、難しいというかそれなりに大変な作業です。時間とそれなりの体力が必要です。何より、ミッションケースを元通りに組み直すのが大変です。
作業内容的には難しい話ではないんですけどね。実際に馬とジャッキだけでやってみると、大変というか手間というか、面倒くさいというか…。
※FR車よりもFF車の方が作業が大変なケースが多いです。
車によっても変わりますが、正直ミッションを降ろすのはなんて事はありません。ミッション単体で降ろせるのであれば、一人で降ろすのもそう難しい話ではありません。ミッションのサイズ(大きさや重さ)にもよりますが。
※分け合ってドラシャ抜かなかったり余計大変だったよ…。
1番の問題は、クラッチを交換した後、ミッションケースをエンジン側にドッキングする時です。本来であれば、クラッチ交換をする際には、ミッションケースをミッションジャッキにて角度を調整しながら、持ち上げエンジンとガッチャンコします。
このミッションの角度がとてもシビアで、角度が合わせられないと、ミッションケースがエンジンに合わせることが出来ず苦戦します。この角度調整をガレージジャッキで行うのは非常に大変なのです。
ガレージジャッキ型のミッションジャッキも売ってますが、一回しか使わないし…。ちなみにアダプター式で手持ちのジャッキに使用するタイプも存在します。
画像を見ると分かりますが、ミッションケースの形状的にも、上手いことガレージジャッキには乗りませんし、角度も傾いています。
頑張れば手で支えながら、ミッションの角度を変えることが出来ても、馬での作業は体制も悪し、なかなか思うようにミッションの角度調整が難しい。
ミッションを降ろす時間の倍近くの時間を要し、ミッションケースをエンジンとドッキングしました。
交換慣れしている人の意見を参考にしてはいけない
ネットを見ると、結構一人で馬とジャッキのみで、簡単そうにクラッチ交換しているじゃん。
そう思う人もいるかもしれません。しかしながら、実際にやってみれば分かりますが、一人で頻繁に馬とジャッキのみでクラッチ交換をしているような人達は【キチガイ】の領域です。
普段、リフトとミッションジャッキを使用し、クラッチ交換に慣れている整備士と話をしても、馬とジャッキでのクラッチ交換なんてやりたくない。という意見しか返ってこないのが現実です。
どうしても自分で交換してみたい願望があるのであれば、あえて止めはしませんが(僕自身もそうだったし)、工賃のために自分でやろうと思っているのであれば、あまりお勧めはしません。
MT車に乗っている車好きであれば、自分でクラッチ交換をしてみる経験は悪くないですけどね…。
まとめ
個人的な意見ですが、自分で交換しようか迷う時点で、クラッチ交換に苦戦するのは間違いないと思います。
迷っている内容によっても話は変わってくると思いますが、自分で交換してみたい願望が強くある場合(チャレンジ精神)を除き、DIYのクラッチ交換は諦め、ショップにお願いする選択がお勧めです。
もしそれでもやるのであれば、一人での作業はやめておいた方が良いと思います。
理想はクラッチ交換の経験者にアシスタントをお願いするのが良いですね。僕は某ディーラーで整備士をする友人に、ちょっと足回りを組むから遊びに来てよ。と伝えてアシスタントについてもらいました。笑
長い付き合いなので、嫌な予感はしていたよ。と言われましたが…。
クラッチ交換の一連の流れはこちらの記事でご確認して頂けると思います。
それでは。
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