車のスパークプラグを交換しようと、外してみたらスパークプラグにオイルが付着していました。原因は何ですか…?
先日、友人からこんな質問を頂きました。
そこでこの記事では、車のスパークプラグにエンジンオイルが付着する原因について解説します。合わせて、これを放置したまま乗り続けるとどんなリスクがあるのか?という点についても少しお話しします。
結論、ガスケット(ゴムパッキン)の劣化が原因です。
スパークプラグにオイルが付着する原因
車のスパークプラグにエンジンオイルが付着する原因は、シリンダーヘッドカバーのガスケット(ゴムパッキン)の劣化によるオイル漏れが原因です。
シリンダーヘッドカバー(タペットカバー)を外すと、下の画像のようにスパークプラグが入り込む部分に、パイプが建てられています。
ここにヘッドカバーが刺さるのですが、エンジンオイルが漏れないよう、ゴムパッキンが使用されています。
※プラグホール部分のゴムパッキンは、この下の車のようにパッキン側面でオイルを止めるタイプと、ヘッドガスケット達と同様に、上から押し付けてオイルの侵入を防ぐタイプの2種類あります。
※画像はゴムパッキンが外してある状態です。
シリンダーヘッドカバーのガスケットとセットで販売されるケースが多いです。カバーを一度開ける以上、どの道両方交換しないといけませんからね。また、ジムニーのガスケットのようにカバー側のガスケットと一体式の車もあったりします。
このパッキンが劣化すると、パッキンの隙間からエンジンオイルが漏れて、プラグホールにエンジンオイルが流れ込み、スパークプラグにオイルが付着します。
また、オイルが付着するのはスパークプラグだけではなく、当然イグニッションコイルにもオイルが付着します。
あまりにも状況が悪化すると、オイルの付着を通り越しオイルに浸ります。
放置したまま乗り続けるとどなる?
プラグにオイルが付着しているけど、今まで何に問題もなかったし、しばらくこのままでも良いかな?
スパークプラグやイグニッションコイルにエンジンオイルが付着を、放置したまま乗り続けると、付着したエンジンオイルによって接触不良を引き起こし【点火不良】を招く恐れがあります。
点火不良が起こるということは、エンジンが掛からなくなったり、エンジンがストールしてしまうと言う事です。
最悪の場合、イグニッションコイルが壊れてしまう恐れもあります。そうなれば、修理費用がかさむのでなるべく早めの修理がお勧めです。(軽自動車みたいに3本ならまだ良いですけど…)
どうせ遅かれ早かれ直さないといけない不具合です。
まとめ
スパークプラグを外す際に、エンジンオイルの付着があった場合はシリンダーヘッドカバー部分に取り付けられているガスケット(ゴムパッキン)の劣化が原因によるオイル漏れです。
放置したまま乗り続けると、点火不良を引き起こし、まともに走行出来なく恐れも十分あります。(オイル漏れの度合いにもよりますが…。)
修理にはシリンダーヘッドカバー(タペットカバー)を一度脱着する必要があるので、交換は少し面倒ですが。自分で交換するなり、車屋さんにお願いするなり、早めの修理をお勧めします。
それでは。
▪️関連記事はこちら