L150ムーヴのオルタネーター交換を頼まれ、交換しました。
そこでこの記事では、L150やL350などのオルタネーター交換方法(外し方)についてお話ししていきます。
EFエンジンを搭載した、L250やL550等も同じ作業要領です。L650もかな。
工具のアクセスは良い場所にあるので、比較的簡単に交換可能です。
使用する工具
- ラチェット
- ソケット
オルタネーターはボルト2本で固定されているだけので、ラチェットとソケットがあれば作業可能です。
ソケットサイズは、【10、12、14ミリ】を使用します。
L150のオルタネーター交換方法(外し方)
オルタネーターの交換手順は以下の通りです。
- 車をジャッキアップし右前のタイヤを外す
- バッテリーのマイナス端子を外す
- オルタネーターの固定ボルトを外す
- カプラーとアース線を外す
- オルタネーターを外す
- 元に戻す
オルタネーターを固定する下側のボルトへ、下側からアクセスしますので右側(運転席側)のタイヤは外しておきます。それに加えて、アンダーカバーの一部も邪魔になるので取っておきます。
バッテリーのマイナス端子を外すのも忘れずに。
そしたら、オルタネーターを固定するボルトを2本外していきます。
赤丸部分が上側の固定です。ボルトのサイズは【12ミリ】。ここを緩めた状態で、オルタネーターを手間にスライドさせると、ベルトのテンションが無くなるのでベルトが外せます。(下側のボルトを緩めてやればスムーズに動きます。)
次に下側のボルトを外してやります。最初に外しておいたカバーの隙間から、赤丸のボルトを外してやります。こちらのボルトサイズは【14ミリ】です。
ジャッキとウマで作業すると少し潜るような体勢…。
固定ボルトが2本外せたら、オルタネーターを反転させてアース端子を固定する10ミリのナットとカプラーを外して、オルタネーターを外します。
先に配線を外しておくのが手順的には、正しい気がしますが配線の場所が見にくかったため、最後に外すことにしました。(順番はどっちでも良いと思います。)
※画像はすでにオルタネーターが反転しているので配線が真上に向いていますが、本来の取り付け状態だと真下にあります。
配線を後から外す場合は、オルタネーターを下に落としたりして、配線を引っ張ることが無いようにだけ注意した方が良いと思います。
オルタネーターを上から引っ張り出そうとしましたが、どうにも各部に当たり抜け出せなかったのでサスペンションメンバーの隙間から下に抜き取りました。
あとは逆の手順で元に戻せば作業完了です。オルタネーターを固定する際には、ベルトにちゃんとテンションが掛かるように奥にズラしながら上側のボルトを本締めするように。
この型のダイハツ車は、オルタネーターにベルトにテンションを張るための調整用アジャスターボルトがありません。そのため、オルタネーターを手で押し込みながら固定ボルトを締めるか、工具等を差し込みテコの原理を使用してベルトを張ってやる必要があります。
オルタネーターを交換するなら、ついでにベルトもセットで交換することをお勧めします。(タイベル交換時にココも交換になるから、変えなくても良いと言えば良いかもですが。)
まとめ
上下を固定するボルトには、アクセスもしやすく誰でも簡単に交換作業を行うことが可能です。注意点は、バッテリーのアース端子を外しておくことぐらいです。
ただ、そこまで工賃が高い作業でも無いので、無理に自分でやるのはお勧めはしませんが…。交換に不安があるユーザーなら。
安いリビルト品を使えば、5000円程度で修理が完了するのでお手軽ですね。(安いリビルト品の持ちは知らないよ。)
リビルト品の部品を購入する際には、購入前にコア返却の有無を確認しておきましょう。(返却有りなら返却までの日数と。)
それでは。
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