エッセの足回りを組むのに、どの車の部品が流用出来るんだろう?
エッセの部品を探してくるよりも、他車種から流用した方が部品数も多く、安上がりになるケースも少なくありません。
そこでこの記事では、エッセの足回り流用について流用情報をまとめておきます。
エッセの足回り流用まとめ
エッセの足回りに流用が効くのは、以下の車種になります。
- L150
- L250
- L350
- L550
- L405 などなど
年式的にはこの辺りの車種たちと同じシャーシになるので、ボルトオンで足回りの取り付けが可能です。(基本的には。)
車高調を始め、アクスルやロアアームも全て共通部品です。リアバネに関しても同様です。上下のIDは同じです。
上の画像は、全て同じ足回りを組み込んでいる車両です。(車高だけ各車両ごとに調整している。)
車高調に関しては、スズキ(ワゴンR)の車高調を流用していますが…。
アクスルに関しては、ABSの有無でそのまま使えないので、そこだけ確認しておく必要があります。エッセはABS無しの個体が多いのに加えて、タントやムーヴの場合はABS有りの個体が多いです。
取り付け自体は可能ですが、少々面倒な作業が追加されます。詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
前後のスタビライザーを追加する際には、ソニカからの流用が一般的に行われます。こちらもポン付け可能。取り付け穴も用意されています。(同じ部品使っているからね。)
L700の足回りは流用出来る?
L700ミラの足回り流用に関しては、車高調の場合であれば可能です。
フロントの取り付けピッチは全て同じ。ただし、調整式のピロアッパーマウントに関しては、可動する向きが異なります。
リアに関しては、ショックの取り付け部分のカラーの厚みが異なるので、ワッシャーを足したり削ったりする必要があるのでポン付けは出来ないという回答が正しいかと思われます。
アクスルに関しては、取り付け自体は可能なのですが(各部の取り付け自体は問題なく出来る)、ホイールの位置が変わるためキャスターがかなり前に来てしまい、使い物になりません。ロアアームは全く形状が異なるので、取り付け不可ですね。
75系の足回りは流用不可能
ダイハツ車の場合、型式であらかたの流用可能かを判断することが可能です。
- 50系
- 75系 など
型式の後半2桁の数字で分類されており…
50系なら【L150】や【L350】。ムーヴとタントの型式です。同年式の2つは後方の数字が50であることから、50系と分類されることがあります。
エッセの型式の場合は、少々特殊で【L235】。
シャーシは50系と共通なのですが、エンジンに関しては75系と同じものを使用しているため、少し特殊な型式になっています。
ちなみに、75系はスライドドアが導入されたタントやムーヴコンテ、ミラココア等がそれに該当します。この辺の足回りは、共通ではないので注意です。
フロントの車高調は取り付け出来ますが、リアに関しては75系から室内にショックのボルトが貫通し、ナットで固定するタイプになっているので、取り付け方法が異なります。
車高調は乗り心地が悪化する可能性
エッセにタントやムーヴの車高調を流用する場合、乗り心地が悪化する恐れがあります。
- エッセの車重 700キロ
- ムーヴの車重 830キロ
- ラテの車重 870キロ
※車検証記載の数値
100キロ以上、エッセの車重は軽いためサスペンションの仕様(中身)が異なります。100キロも車重が軽くなれば、まともに作っている車高調なら乗り心地に大きな影響を与えるのは言うまでもありません…。
車高調を流用する際には、そのようなことも起こりうるため、頭の片隅に入れておいた方が良いと思います。
ドレスアップ向けの安い車高調なら…。って感じですけどね。
まとめ
エッセの足回りは、同年式のムーヴやタント、ミラなどと共通の取り付けピッチです。
そのため、L150やL350、L250等の足回り部品が流用可能です。(ポン付け可能です。)フロントのショック(車高調)に関しては、75系のモノが取り付け可能ですが、調整式ピロアッパーの可動域(向き)が異なったり、車高が思うように下がらないこともあります。
※75系のショックの方が長いから。
そんなこんなで、もし足回りの流用を検討するなら同年式の50系から持ってくると良いと思います。
色々お話ししましたが、流用に関してはくれぐれも自己責任で。それでは。
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