クラッチ交換をしてもらうんだけど、どこまで交換してもらえば良いかな?一緒に交換してもらっておくべき部品は?
こんな疑問を持たれる方もいらっしゃると思います。
そこでこの記事では、クラッチ交換と合わせて交換しておくべき部品。というテーマでお話ししていきます。
絶対交換するクラッチ3点セット
クラッチ交換と言って、交換する部品はこの3点が基本です。クラッチ交換はこの3点の交換作業を意味すると言っても過言ではありません。
- クラッチディスク
- クラッチカバー
- レリーズベアリング
販売される際にも、この3点セットで販売されるケースが多いです。
この3つの部品は、必ず交換することになります。ここから先は、この3つ以外に交換しておくべき部品についてのお話しです。
クラッチ交換と合わせて交換したい部品
クラッチ交換をする際に、よく一緒に交換される部品は以下のようなものが挙げられます。
- ミッションオイル
- クランクシール
- ドライブシャフトのシール
- クラッチワイヤー
- ミッション周りのシール類(オイル漏れ等)
※クラッチワイヤーに関しては、状態が悪ければの話。
クランクシールに関しては、ミッションを外した状態でないとアクセスが出来ない(交換が出来ない)ため、クラッチ交換とセットで交換をお勧めする車屋さんも多いです。
長く乗る車であれば、漏れてくるのは時間の問題ですからね。
ドライブシャフトのシールに関しては、ドライブシャフトを抜いたついでに交換するケースが多いです。ドライブシャフトが抜けている状態なら、工賃も無いに等しいぐらいですね。
他にもミッションを下ろしている中で、劣化が激しい部品等が見つかることもあるので、その都度相談しながら、交換部品が増えていくパターンもあると思います。
社外品の強化クラッチを取り付けたり、フライホイールの状態が悪い時には、フライホイールもセットで交換が必要になる場合もあります。
サーキット走行などをしていない限り、フライホイールがそこまでダメになるようなケースは多くなく、フライホイールはそのまま使い続けることが多いと思いますが…。
車によっては足回りのメンテを一緒にやる
車によっては、クラッチ交換をするタイミングで足回りのメンテを一緒に行う場合もあります。
クラッチ交換に伴い、エンジンを下ろしたり、ミッション、サスペンションメンバーなどを下ろして作業する車で、足回りの整備性が悪い車も少なくありません。
そのような車の場合は、そのタイミングでサスペンション関連の部品をゴッソリ交換しておくべき車もあります。部品が色々外れていることで、通常時との工賃に大きな差が出る場合ですね。
これに関しては、車によって大きく異なりますが…
昔乗っていたミニクーパーがまさにそんな車でした。足回りの部品を外すのに、あれやこれや外さないと、作業出来ないような部品が多いですね…。
ロアアームの部品を外すのに、ドライブシャフトを外さないといけないとか、メンバーを下ろさないといけないとか。
伝えたいメッセージは、クラッチ交換時に一緒に交換するべき部品は必ずしも、ミッション周りだけとも限りません。というお話です。
まとめ
クラッチ交換をする際に交換するクラッチ3点セット(ディクス、カバー、ベアリング)に加えて、良く交換されることが多い部品は以下の通りです。
- ミッションオイル
- クランクシール
- ドライブシャフトのシール
- クラッチワイヤー
- ミッション周りのシール類(オイル漏れ等)
車によっては、クラッチ交換のついでに交換しておいた方が良い部品は、異なります。それは、ダメになりやすい部品に加えて、クラッチ交換のタイミングで交換することによって、工賃が安く済むという場合もあります。
専門店等でクラッチ交換をお願いすると、その車を熟知しているのでより良いメンテナンスが可能になるかもしれません。
また、最終的には車のオーナーがどこまでその車を長く乗るつもりかによっても、クラッチ交換時に一緒に変える部品は異なります。
それでは。
▪️関連記事はこちら