クラッチ交換をする際に必要不可欠となる、センター出しツール。
おそらく今回クラッチ交換を行えば、今後やる機会はないであろう…。わざわざセンター出しツールを購入しても使い捨てぐらいの勢いだと思います。
そんな方は少なくないです。
そこでクラッチのセンター出しツールは自作してセンター出しをしましたので、その辺りについて少しお話ししていきます。
自作というか代用方法ですね。
クラッチセンター出しツールの自作
クラッチのセンター出しツールとは、クラッチディスクとカバーを固定する際に、クラッチディスクが中心に来るようにするための工具です。
この中心とは、ミッション側のギアシャフトが入る穴に対して中心。
そのため、ツールを自作というか持ち合わせで行う際には、以下のような物にテープを巻いてやれば代用可能です。
- ソケット
- ボルト
- エクステンションバー などなど
今回は目に入ったエクステンションバーにマスキングテープを巻いて、自作のセンター出しツールの代用をしました。
先端は、エンジン側の穴にすっぽりハマる径になるまで、テープを巻いてやります。
実際にエンジン側に抜き差しをしながら、巻き数を調整してやればOKです。
ここが出来たら、次にクラッチディスクが来る場所に、クラッチディスクのスプライン径に合わせて再びテープを巻いていきます。
エンジン側の径を合わせたら、試しにクラッチディスクをあてがい、ディスク面がどこに来るのかを把握して、そこにテープを巻いてやる感じです。
はめてみて、ガタは無いけど簡単に抜き差し出来るぐらいで調整してやります。
エンジン側とクラッチディスクは穴径が異なるので、このように2回に分けてテープを巻いてやる必要があります。
今回はマスキングテープを使用していますが、ビニールテープを使用することが多いですね。
また、長めのエクステンションバーを使用しましたが、正直長過ぎて使い勝手が悪いです。※重みで垂れ下がっちゃうから。
そんなこんなで、ディープソケットを使用することをお勧めします。8〜12ミリぐらいのサイズ感になるかな?それに持ちやすくするため、短めのエクステンションバーを付ければ使い勝手も良いかと思います。
まとめ
もし、クラッチ交換をする際に、センター出しツールがない場合は、工具箱の中身で簡単に代用可能です。
クラッチ交換をする機会がちょこちょこあるなら、購入してしまっても良いですが、僕みたいなDIYユーザーで、たまたま気分でクラッチ交換をするような場合には、この方法でも十分対応可能です。
センター出しツールはいくらもしないけどね…。
無事クラッチ交換も終わり、問題なく走行出来ております。
それでは。