l150ムーヴのタービン交換を行いました。
そこでこの記事では、ムーヴやタントなどのタービンの外し方についてお話ししていきます。
少し工具が入りにくい場所がありますが、比較的簡単に交換可能です。
これからタービン交換される方の参考になれば幸いです。基本的にEFエンジンを搭載したL150、L350、L550などであればどれも同じ要領で作業可能です。
必要な工具
- ウォーターポンププライヤー
- ラチェット
- ソケット
- メガネレンチ
フロントバンパーを外して作業する必要があるため、それに伴う工具も必要です。
ウォーターポンププライヤーって書いてますけど、ラジオペンチでも大丈夫です。(ホースバンドを握る用なので。)
タービンの交換方法(外し方)
作業手順は以下の通りです。
- フロントバンパーを外す
- ホース類を外す
- 触媒を外す
- タービンの固定ボルトを外す
フロントバンパーを外したら、タービンと連結されている触媒を外します。タービンとの連結だけ切り離せば大丈夫かな?下側はそのままでも大丈夫だと思います。(今回は触媒も外しています。)
タービンと触媒が連結されているので、タービンを外すには触媒を触らないと…。
触媒の外し方はこちらの記事で解説しています。
次に、タービンと連結しているホース類を全て外していきます。
白丸部分を外す際に、クーラントが出て来るので注意です。比較的多めのクーラントが出てきます。オイルはほとんど出てきませんのであまり気にしなくても大丈夫です。
※2枚目の写真は裏側にもボルトがあります。
- 白丸 ウォーターライン
- 赤丸 オイルライン
当たり前ですが、後でクーラントを補充しエア抜きする必要あり。
クーラントとオイルラインを固定するボルトを外したら、ウォーターラインをエンジンに固定しているボルト2本も外しておきます。ここを外しておかないと、タービンが抜けません。
オイルラインやらウォーターラインを外したらバンドを外してホース(3箇所)を抜いておきます。
順番が前後しても問題ありません。
もし、ホース類が張り付いてしまっていて外れない時は、ピックツールを使用するとすぐに外せます。
画像は全く異なるホースですが、ピックツールで一周空気を入れてやると、すんなりホースが抜けるのでおすすめです。安いやつでも十分です。車の整備ではかなり重宝します。
そしたら、あとはタービンを固定しているボルトを3本外します。
2本は正面から外すことが出来ますが、右下だけ裏側からボルトが入っていますので、少しスペースが狭いです。
ラチェット類は入らなかったので、メガネレンチで外しました。ラチェット式のメガネレンチがあれば、作業効率がかなり良いですね…。
ボルトが外れたら、あとはタービンを手前に引っ張れば外せます。
2本はボルトが打ち込んであるので、少し抜け難いですが手前に引っ張るだけです。
戻す時は逆の手順で作業すればOKです。ガスケットも忘れずにね。
交換後はクーラント補充とエア抜き
タービンを交換される際には、クーラントが漏れるのでクーラントの補充とエア抜きが必要です。
ついでなので補充じゃ無くて抜けるだけ抜いてしまった方が良いかもしれませんね。(せっかくなら。)
クーラントのエア抜きに関しては、こちらの記事をご覧下さい。
ダイハツのクーラントはピンクです。
まとめ
少し外すものが多いですが、EFエンジンのタービン交換はそれほど難しい作業ではないと思います。
多少工具が入りにくい場面もありますが、特別な工具は不用です。
強いて言うなら、長めの10ミリのコンビレンチ(メガネとスパナ)があると良いかもしれません。もっと言うならラチェット式のメガネレンチもあると作業効率的にはベストですね。
それでは。
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