先日まで通勤で乗っていたムーヴラテを廃車にするにあたり、高価格で取引される触媒(キャタライザー)を取り外しておきます。
そこでこの記事では、ムーヴ(l150)やタント(l350)の触媒の外し方についてお話ししていきます。
ダイハツ同年式のEFエンジン搭載車であれば、作業内容はほとんど同じです。
必要な工具
- ラチェット
- スピンナーハンドル
- ソケット(10、12、14ミリ)
触媒についている遮熱板を外すのに、首振りがあると楽かもしれません。もしくは長めのメガネレンチか。
スピンナーハンドルがあると、硬いボルトがすぐに外せます。
触媒の外し方
触媒を外す手順は以下の通りです。
- バンパーを外す
- コアサポのプレートを外す
- 遮熱板を外す
- O2センサーのカプラーを外す
- 触媒を固定する上側3本のナットを外す
- 下側フロントパイプとの連結を切り離す
フロントバンパーの外し方については、こちらの記事をご覧下さい。
今回はターボ車だったので、インタークーラーも外していますが、NAならエンジン上はそのままでも大丈夫です。
丁度、触媒の真ん前にある補強プレートみたいなものは邪魔だったので、ボルト3本を外して撤去して作業しています。12ミリだったと思います。
遮熱板を固定するM10のボルトを全て外したら、O2センサーのカプラーを外して、遮熱板を引き出します。上側を固定している右側のボルトが少し工具が入れづらいです。(首振り使用。)
※割と知恵の輪。(再利用しないなら変形させながら外せば良いけども。)
遮熱板を外したら、忘れないうちにO2センサーのカプラーを外し、上側の固定部分3カ所を12ミリのソケットで外します。
※1本だけナットで2本はボルトです。
あとは、フロントパイプとの連結部分を14ミリのソケットで外してやります。
どちらのボルトのそんなにビックリするほどの固さではありませんでしたね。一気に力を掛ければすぐに外せると思います。
最後に触媒を固定するブラケット部分との連結部分を外して、エンジンに直留めされているブラケット側のボルトを緩めたら、触媒が外せます。
画像の左側部分ですね。12ミリのソケットで外せます。エンジン側も確か12ミリ。
少し右側にズラすように。(スタッドボルトが打ち込んであるので。)
もし、O2センサーを回収しておきたい人は、O2センサー用のレンチを用意しておく必要があります。モンキーレンチでも外せますが…。
ボルトの固着はある?
今回外した車体は、比較的簡単に触媒の固定ボルトを外すことが可能でした。
長めのスピンナーハンドルを使用して、一気に力を掛けてやればすんなりかと思います。わざわざ作業前に、556などの潤滑剤を吹いてやるほどのモノでも無いと思います。
特に556やラスペネ等は使用していませんが、ボルトも折れず一瞬でした。
過去にスカイラインの触媒を外すときは大分苦戦しましたが、ボルトの位置問題もあるので何とも…。
まとめ
ダイハツのEFエンジンから触媒を外そうと思っている方は参考にしてみて下さい。
工具もすんなり入り、力も掛けやすい位置で固定されているので10分、15分程度で外すことが可能かと思います。
ちなみにですが、外した触媒はそのままヤフオクへ。出品10分足らずで即売れでした。相場より気持ち高値で出しましたが、すぐにはけてくれますね。
外した直後に出品して、工具やらを片付け終えた時にオークション開いたら落札されてました…。恐るべしスピード感。
それでは。
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