キャンバーを付けてから、異音が出るようになりました…。原因には何が考えられるでしょうか?
先日、こんな質問を頂きました。(結果はドライブシャフトからの異音でした。)
そこでこの記事では、キャンバーを付けたことで異音が出る原因についていくつか紹介していきます。車種やキャンバーの付け方によっても原因になり得ることは変わってしまいますが…。
キャンバーを付けてから異音が出る原因
キャンバーを付けたことで異音が出る原因はいくつか考えられますが、最も多い原因がドライブシャフトのドン突きによる異音発生です。
主に、FF車のストラット構造に最も多い異音が発生する原因になります。
キャンバーを付ける事で、ハブに角度が付きドライブシャフトが押し込まれる事で異音が発生します。直進している際には、異音が出ないのに、カーブを走行中になると音が出始めるケースも多いですね。
詳しくはこちらの記事をご覧下さい。
他に考えられる原因は…
- ボルトの緩み
- どこかが干渉している
- 取り付けた部品にガタがある
一度タイヤを外して、全てのボルトを締め直し、合わせてどこか干渉している箇所は無いか?重点的に探ってみる事で原因が判明するケースも少なくありません。
アームの全長を短くしてキャンバーを付ける、ダブルウィッシュボーン式やマルチリンク式には十分考えられる原因の1つです。
それでも異常が見当たらない場合は、取り付けた部品のどこかにガタがあったり調整部分のボルト緩みも異音の発生原因に繋がります。
トー角がズレているケース
トー角がズレている事で発生するタイヤからの【キュッ】という音を、キャンバーが原因と勘違いしているユーザーを昔目にしたことがあります。
鉄板の上を走行中にハンドルを切ったり、綺麗に舗装されたコンクリートの上で【キュッ】と何が鳴くような音が発生する原因は、トー角のズレにあります。
キャンバー角を調整したのにも関わらず、トー角を弄らないまま走行してしまうと、トー角が極端にズレた状態で走行することになる為、タイヤから音が発生するケースがあります。
もし、このような異音に悩まされている方がいるのであれば、それはキャンバーが原因では無くトー角のズレが原因なので、アライメントなりサイドスリップ調整を行ってもうらうことをお勧めします。
とりあえずであれば、目見当でトー角を調整するだけでも状況は良くなるケースが大半です。
簡易的ではありますが、DIYでトー調整するなら、メジャーを使うことで的外れなトー角に調整せずに済む方法もありますので、詳しくはこちらの記事をご覧下さい。
まとめ
キャンバーを付けてから異音が発生してしまっている場合は以下の点を順番に追っていくのが早いと思います。
- トー角の問題
- ドライブシャフトのドン突き
- サスペンション周りの干渉
- キャンバーを付けるために付けた部品
車種やキャンバーの付け方によっても、異音の発生原因は異なります。例外はあるにしろ、大半のケースであればこの中に異音の原因があるはずです。(無かったごめんなさい。)
順番に根気よく1つ1つ潰していく他なりません…。というのが最終的にお伝えしたい内容です。
それでは。
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