先日、車検を取ったばかりなのに、車が壊れたんだけど…。何でだよ。ちゃんと整備してないのかな?
先日、友人がこんな馬鹿げたことを言っておりました。
そこでこの記事では、車検後すぐに車が壊れることはあるのか?またその理由についてお話ししていきます。
結論ですが、車検を受けた直後に車が壊れるのはタイミングの問題であり、車検をした車屋さんの問題ではないことが大半です。
車検後すぐに車が壊れることはある?
車検後、すぐに車が壊れてると車検を行なった車屋さんが悪いかのように訴えかえけるユーザーも珍しくないようです。
しかしながら、車検を受けた直後の車であっても車が壊れることは起こりうることです。
理由は、車検整備で行われるのは以下のような箇所です。
- 目に見えて異常がある
- そろそろ交換するべき消耗品
- オイル系の消耗品
- サスペンション周りにガタがないか
基本的には、このような箇所(部品)の交換作業がメインになります。強いて言うなら、車検項目にもある各部の調整なんかも行われる整備です。
機械はいつ壊れるか分からない
先ほども紹介した通り、車検のタイミングで直す部品というのは【消耗品】がメインです。必要最低限、車が安全に走って止まって曲がれることを検査している行事に過ぎません。
消耗品で言えば、ゴムで出来たブーツ(カバー)なんかが良い例です。あとはサスペンション周りにガタが出ていないかなど。
ほんの一例に過ぎませんが、このように機械そのものの故障が起こりうるポイントに関しては、車検整備で賄うのは難しい…。
- オルタネーターが壊れた
- ラジエターが割れた
- エアコンのコンデンサーが壊れた
- セルモーターが壊れた
外見を見ただけでは、いつ壊れるかの検討を付けるのは難しいからです。それに加えて、車検で交換するような消耗品と違い、部品代や交換工賃がかさむため、安易に交換すればそれはそれで文句を付けるでしょ?
そんなこんなで車検を受けた直後に車が故障しても、それはタイミングの問題に過ぎないのです。
車屋とオーナーの思考次第でもある場面もある
車屋さんや車のオーナーの思考次第では、車検直後の故障をリスクヘッジすることが可能な場合(部品)もあります。
- その車の欠陥部分(よく故障するところ)
- 重点的なメンテナンス
- 車検に掛ける予算 などなど
一番の問題は、その車の欠陥部品というか壊れやすい部品を車検のついでに直す予算を出せるか否か。という点が1つ大きなポイントになります。
車によって、この部品はこのぐらいの走行距離でよく壊れるとか。部品は違えど多くの車にあるものです。それを壊れる事前に直しておけば、リスクヘッジに繋がります。
もちろん、その部品を交換しなくてもその先数年壊れずに働き続けることも。
そういう車検を提案する車屋さんであり、オーナーの思考があれば車検後直後の故障確率は下げることが可能です。もちろん、それでも壊れる時は壊れますけどね…。
まとめ
車検後すぐに車が故障してしまうことは、仕方がないケースも多く十分あり得る話です。
機械の故障は前兆なく壊れることも多く、外観からでは判断のしようがありません。つまり、機械がいつ壊れるかなんてことは分かりません。(前兆が出ていれば話は別ですが…。)
車検直後に車が故障してしまうのは、タイミングの問題で車屋さんが悪いわけではありません。(100%と断言はしませんけども。)
あとは車検費用をなるべく低く抑えてくれとお願いしていたりすると…。(それはオーナーの判断ミスに他なりませんね。)
それでは。
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