ローダウンした後、アライメントを取らないとどうなりますか?やっぱり、ローダウン後はアライメントを絶対に取るべきでしょうか?
先日、このような質問を頂きました。
そこでこの記事では、ローダウン後にアライメントを取らないとどうなるのか?というテーマでお話していきます。
ローダウン後アライメントを取らないとどうなる?
ローダウンした後、アライメントを取らないと起こりうることは、以下のようなことが考えられます。
- 車が真っ直ぐ走らない
- タイヤの減りが早くなる
- ハンドルセンターがズレる
- ハンドルを取られやすくなる
ただし、ローダウンした後、アライメントを取らないと全て車でこのような症状が出るとは限りません。もちろん、ほとんど上記の問題点が発生しないこともあります。
※あくまでも可能性があるいう話です。
しかしながら、どの車でもこれらの問題が出てくる可能性はあります。
タイヤの減り意外に関しては、ローダウン後に車を運転すればすぐに気が付けますが、タイヤの減りに関しては発見が遅れることも…。
意識していなければ、気が付けない人が大半だと思います。
ローダウン量によっても異なる
ローダウンする量(どのぐらい車高を下げたか)によっても、アライメントを取らなかったことで先ほど紹介した、不具合が出るか否かも変わってきます。
つまり少しぐらいのローダウンならアライメントを取らなくても、特に違和感なく走行できるケースも多いということです。その逆にガッツリ車高を下げたりすると、トー角もガッツリズレるので先ほど紹介したような不具合が起こります。
正直なところ、ダウンサスを組み込んだぐらい(20〜30ミリ程度のローダウン)では、特に不具合が出ないケースも多いです。実際にダウンサスを組み込み30ミリ前後のローダウンもしたことがありますが、トー角は何も触らず問題なく走るケースが多いです。
もちろん、アライメントにズレが無いというわけではありません。
サスペンション周りに関して言えば、ローダウン以前に足回りを取り外して元に戻すだけでもアライメント数値で見ればズレが生じます。
アライメントをそこまで過信することはない
極論かもしれませんが、そこまでアライメントを過信する必要はない。というのが個人的な意見です。
多少のローダウンでも少なからず、ローダウン前と比較すればアライメントのズレが生じるのは、計測しなくても目に見えていることです。
しかしながら、その多少のズレぐらいでは走行に大きな影響が出るケースはそう多くはありません。(サスペンションの組み方次第で大きなズレになることもありますが…。)
※この世の道路が全て綺麗に舗装されていて、かつ完璧な平らに仕上がっていれば話は別かもしれませんが…。(そんなことは有り得ません。)
街中に走っている純正の車でさえ、アライメントテスターに掛ければ手直し(調整)が入る車ばかりだと思います。
ローダウンしていない車でも、走行距離が伸びたり乗り方次第で微量のズレが生じます。伝えたいメッセージは何かと言うと、完璧なアライメント状況で乗り続けるのは…。
そんなこんなで、走行してみて違和感がないのであれば、無理にアライメントを取らなくても問題ないと個人的には思います。最終的には自分がアライメントを取りたいかどうかが判断基準ではありますが。
まとめ
ローダウン後にアライメントを取らないと、車が真っ直ぐ走らなかったり、ハンドルが取られやすくなったりすることがあります。
しかしながら、ダウン量次第ではローダウン前とさほど変わらず走行出来るケースも多いです。
ガッツリ車高を下げるとなると、トー角を触らずには走行出来ないぐらいズレる車も多いですが…
ダウンサス程度のローダウンであれば、走行に違和感を感じてからアライメントを取りに行っても遅くは無いと思います。
リアがトーションビームの車であれば、サイドスリップでも十分だよね。というのが個人的な意見です。
詳しくはこちらの記事で解説しています。
それでは。
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