今回、エリシオンのアッパーアームには、ミルキーホワイトとスキッドレーシングのアッパーアームを取り付けましたが…
最終的にはミルキーホワイトのアッパーアームで落ち着きました。
そこでこの記事では、ミルキーホワイトのアッパーアームについて簡単なレビューをしていきます。
※あくまでも個人的な主観です。
ミルキーホワイトのアッパーアームのレビュー
何となく名前ぐらいは聞いたことはありましたが、今回触れるのはもちろん、取り付けたのも初めてです。
セダンのイメージが強い印象です。
良かった点があれば、良くなかった点もあるのでその辺について詳しく書いていきます。
良かった点
ミルキーホワイトのアッパーアームを使用してみて感じる良かった点は、以下の2つです。
- 調整キャパが多い
- アーム本体が薄い(干渉しにくい)
1番の良かった点は、アッパーアーム本体が薄く出来ているため、アームの干渉を避けられます。薄いという表現よりも、アッパーアームの全高が低いという表現の方が正しいかも。
純正のアッパーアームよりも、アーム本体の頂点は低い位置に来るため、ダブルウィッシュボーンあるあるのアームロック回避には優れています。
※ここに関しては、車種によって差があると思います。
スキッドレーシングのアームでは、アーム干渉が酷かったですが、ミルキーホワイトのアームはほとんど干渉しませんでした。(シンプルにコッチを取った理由。)
調整キャパも多いですが、ここに関しては他のアームでも十分代用が効くモノもあるのでそこまで大きな点では無いかも…。
悪かった点
悪かった点についてはこの2点です。
- ボールジョイントでは無くピロボールの使用
- ターンバックル式では無い点
本来、フロントアッパーアームとナックル連結部分には、ボールジョイントが使用されています。
しかしながら、ミルキーホワイトのアッパーアームは、ピロボールを採用。
このピロボールに、ボールジョイントのテーパー角に合わせて作られたカラーをはめこみ、ナックル部分に差し込み、上からボルトナットで締め込む仕様になっています。
せめてダストブーツでもあれば話は別ですが、タイヤの真上にあるため、砂を巻き込みガタが発生するリスクが高まる気がします。
それに加えて、テーパー部分をカラーで代用していることから、テーパー部分は純正のボールジョイントとは違い、ガッツリ喰わせない寸法で設計。
※カラーのテーパー部分を、本来のアーム用に食わせてしまうと、カラーが抜けなくなるためだと思います。
これにより、ボルトナットが緩みやすくなるのも懸念点です。(そのため、ロックタイトでカバー。ネジロック剤ですね。)
それに加えて、調整部分には長ナットが溶接されて、ピロボールをねじ込むだけなので、ターンバックル式ではありません。
つまるところ、調整するにはアッパーアームを取り外さなくてはいけないという事です。
2点留めのアームなら、手前だけを外せば調整が出来ますが、ダブルウィッシュボーン式に使われがちな3点固定のアームだと…
まとめ
あくまでも個人的な意見に過ぎませんが、ボールジョイント部分にピロボールを採用している点だけが気掛かりです。
ピロボール部分は当然圧入式になっており、バラしていないけど機械加工で行われていると思います。
それを考えると、純正のボールジョイントを圧入する形状で設計すれば良かったのにな〜。(技術的にそれが出来るじゃん。)というのが個人的な意見です。
※ピロボール採用の意図を知らないので何とも言えませんが。(そのため、ただの独り言だと思ってもらえたら。)
アームに関しては(周りで)あまり話を聞きませんが、ミルキーホワイトの車高調に関するレビューは評判高いですね。
それでは。
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