車検って決められて月日に必ずやっているけど、どんな検査項目があるの?
こんな疑問を持たれる方は少なくありません。
そこでこの記事では、車検の検査項目をわかりやすく解説していきます。
なんとなく車検の項目を知りたい方や、これからユーザー車検に行こうと思っている(興味がある)方まで参考になると思います。
車検の検査項目
車検の検査項目には大きく分けて3種類に分類されます。
- 外観検査
- 機械検査
- 下回り検査
※機械検査なんて呼び方はしないかも。
それぞれ見ている内容が異なりますので、分けて紹介していきます。
外観検査
外観検査とは、その名の通りで車を外観からチェックする検査です。レーンに並んでいる間に検査員の方が順番に回って確認してくれる項目です。
- 車体番号と車検証の照らし合わせ
- 灯火類の球切れ確認(ウインカー、ブレーキ、バックランプなど)
- ウォッシャー液を出してワイパーの拭き取りチェック
- ガラスの割れやヒビ割れ
- クラクション
- エンジンルーム内の異常確認
- メーター周りの警告灯
- タイヤの残り溝
外観検査では、ざっとこんな検査項目をチェックしています。
警告灯の検査では、キーをアクセサリーON状態で全てのランプが点灯しそれが消えるかの確認まで行われます。シートベルトを一度付けて警告灯が消えるか否かも。
他にはカーフィルムが貼られていないか(問題があると透過率を測られる。)、発煙筒はあるか?なども見られています。
※ユーザー車検では、発煙筒の期限までチェックされたことはありませんね。車屋さんに勤める人の話なんかを耳にすると、赤色のドライバーを差し込んで車検に通過するとか…。笑
機械検査
先ほどの外観検査は、レーンに入る前に検査員が全て目視でチェックしますが、機械によって数値的に合否を決める検査項目も存在します。
機械で数値を測定する検査は…
- 排ガス濃度
- ブレーキテスト
- スピードメーターの誤差
- ヘッドライトの光軸・光量
- サイドスリップ試験
ここの検査項目に関しては、ハッキリと数値が出て合格不合格が決まります。
ブレーキテストでは、ブレーキがちゃんと効いているかを数値的に見ているだけではなく、ブレーキが片効きしていないかという点も合格と不合格を分けます。もちろん、サイドブレーキ(パーキングブレーキ)の効き具合も数値で確認します。
ブレーキをかけた際に、右側のブレーキは問題なく効いているけど、左側のブレーキが弱いとか…。左右のブレーキ比率も見ています。(前後比率もかな。)
ディスクブレーキだと、そのようなことは考えにくいですが、ドラムブレーキの場合であると調整不良があると、そのような片効きが起こりうる可能性が出てきます。
下回り検査
車検の最後には、車の下回り検査が行われます。
その名の通り、車を下から検査員が目視で確認する検査です。どうでもいい話ですが、普通車と軽自動車で若干味方が変わります。
- 軽自動車 車を持ち上げる
- 普通車 車の下に潜る
※普通車の場合は、車の下に人が立てるスペースがあり、その中から人が目視で下回りを確認します。普通車の場合は、車によって背丈がバラバラなので、持ち上げると上げきれない車が出てくる事が理由かと思います。(どーでもいい情報ですが。)
- 下回りのブーツ破れ
- サスペンション周りのガタ
- ステアリング周りのガタ
- 各部のボルトが緩んでいないかどうか
- 油(オイル)や水漏れの確認
- ブレーキパッドの残量(明らかに減ってなければ目視だけ)
- ※マフラーの排気漏れ
下から車を見て、排気漏れの痕跡がある車の場合は、一度エンジンを掛けた状態で排気漏れしていないかどうかの確認が行われます。エンジンを掛けた状態で、手を当てられて排気が漏れていないか確認…。漏れていれば、排ガス検査をパスしていてもアウトです。
下回り検査で引っかかりやすいのが、ドライブシャフトブーツやその他ボールジョイントブーツ等の破れです。
ステアリング回りのガタに関しては、ハンドルを左右に揺すってガタがないかチェックされます。(やらない時もあるな…。経験上。)
基本的には先ほど書いた内容をパスしていれば、その車の車検は合格になります。
まとめ
車検の検査項目に関しては、ここまでお伝えした内容をチェックされています。
何度か記事をチェックしましたが、もしかしたら些細な書き漏らしがあるか…。(すみません。一応謝っておきます。)
▪️外観検査
- 車体番号と車検証の照らし合わせ
- 灯火類の球切れ確認(ウインカー、ブレーキ、バックランプなど)
- ウォッシャー液を出してワイパーの拭き取りチェック
- ガラスの割れやヒビ割れ
- クラクション
- エンジンルーム内の異常確認
- メーター周りの警告灯
- タイヤの残り溝
▪️機械検査
- 排ガス濃度
- ブレーキテスト
- スピードメーターの誤差
- ヘッドライトの光軸・光量
- サイドスリップ試験
▪️下回り検査
- 下回りのブーツ破れ
- サスペンション周りのガタ
- ステアリング周りのガタ
- 各部のボルトが緩んでいないかどうか
- 油(オイル)や水漏れの確認
- ブレーキパッドの残量(明らかに減ってなければ目視だけ)
- ※マフラーの排気漏れ
ここに挙げた項目だけを頭に入れておけば、車検は問題なく通せると思います。
基本的には、予備検査場(テスター屋)で機械測定の項目を1通りチェックしてもらい調整すれば、機械検査に落ちることは無いし、下回り検査に関しては、ブーツ類(アーム、ドライブシャフト、ボールジョイント)を確認しておけば、問題なく通過する車が大半です。
それでは。
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