アルミホイールを購入予定で色々見てますが、金額にかなりのバラつきがあるのが気になります。何が違うんですか?
安いアルミホイールは1本1万円程度で購入できる物がある一方で、高いアルミホイールは10万ほどする物もあります。
そこでこの記事では、アルミホイールの値段の違いは何のか?と言うテーマで簡単にお話ししていきます。
結論、作り方と構造の違いです。
アルミホイールの値段の違いは何?
値段が高いアルミホイールと安いアルミホイールの違いは2つあります。
- 製造方法の違い
- 構造の違い
順番にお話ししていきます。
製造方法の違い
ホイールの製造方法は、2つあります。
- 鍛造(たんぞう)
- 鋳造(ちゅうぞう)
■鍛造
鍛造ホイールの場合、金属を専用の金型で押し潰して製造します。鉄の塊を押し潰すのです。
■鋳造
鋳造ホイールの場合は、アルミをドロドロに溶かした状態にして、金型に流し込み冷えて固まるとホイールが完成します。(冷えて固まって、ハイ。完成!では無いですけど…)
この2つの製造方法によって、値段の差が出ます。
- 鋳造 安い
- 鍛造 高い
理由はシンプルで、鍛造の方が手間が掛かる分、金額が高くなります。国産メーカーで有名な【BBS】が鍛造ホイールで有名ですね。
この記事での論点はあくまでも金額の話なので、踏み込みませんが、鍛造と鋳造にはそれぞれのメリット、デメリットが存在します。
詳しい違いやメリットとデメリットに関しては、こちらの記事でお話ししています。
構造の違い
もう一つは構造の違いです。
- 1P
- 2P
- 3P
ホイールが1つで出来ているか、複数のパーツによって作られているかの違いです。
1Pホイールは、その名と通り1つのピースによってホイールが作られているため、分解することは出来ません。
2Pや3Pホイールの場合は、複数のパーツからホイールが作られているため、分解することが可能です。
※中には、元々はディスクとリムが別々に作られて、それらを合わせて作っているホイールなんだけど、溶接で固定されているホイールも存在するので、必ずしも分解出来るとは限りません。(ピアスボルトが存在しても。)
ディスクとリムがそれぞれ分解できて、ピアスボルトでホイールが組み付けられています。
当然ですが、パーツ数が増えるとホイール製造の工程数も増えるし、組み込む手間も掛かり金額が高くなります。
安いホイールは大概鋳造の1ピース
新品価格が安いホイール(目安として1万〜3万ぐらい)は大概の場合鋳造製の1ピースホイールになります。
僕自身が最近購入したこちらのホイールもまさに。
1本3万円程度で購入出来るホイールです。1ピース構造で、造りは鋳造になります。
中には、ピアスボルトが付けられており、2P(3P)構造かな?と思われる方も居るかもしれません。
しかしながら、価格帯が安いホイールの場合は、ピアスボルトがあってもそれはダミーで、1Pの鋳造であることが大半です。
このホイールがまさに1ピースでありながら、ダミーのピアスボルトが付いていて(外せない)価格がとても安いです。
インチ数や太さでも値段が変わる
最後に少しオマケですが、ホイールのサイズによっても値段が変わります。
当たり前ですが、インチ数や太さ(J数)が変われば、使用する材料が多くなるのは当然だし、設備の大きさにも影響します。
そんなこんなで、同じホイールであったとしても、インチやJ数の違いでも値段が異なります。
まとめ
アルミホイールにおける、値段の違いは製造方法の違いと構造の違いが理由になります。
価格が高いホイールに関しては、それだけ手間が掛かっているというのが手っ取り早い結論です。
中には、海外ブランドのホイールで、輸入するのに値段が乗っかって多少値段が高くなっているケースも…。
※ココで話している高い安いとはちょっと違いますが。
それでは。
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