ホイールナットを購入したいんだけど、種類ってあるの?どれを買えばいいのかよく分からない…
こんな疑問を持たれる方も少なくありません。
そこで話この記事では、ホイールナットの種類についてお話ししていきます。ホイールナットの種類は大きく分けて【3種類】あります。
ホイールナットの種類は3種類ある
ホイールナットを大きく分けると以下の3種類に分けられます。
- テーパー座ナット
- 平面座ナット
- 球面座ナット
※分け方次第ではもっと分けることも出来ますが、とりあえず知っておくべき種類はこの3つです。
この3種類だけが頭に入っていれば、ホイールナットの購入には大きく悩む必要も無いし、失敗も避けられます。
順番にそれぞれのナットについての補足説明をしていきます。
テーパー座ナット
テーパー座ナットとは、日本車に使用されるナットの形状で最も多い形状です。
純正ナットに限らず、社外品のナットはテーパー座ナットが多いです。
ホイールとの当たり面がテーパー形状になっていることがこのナットの呼び名の由来です。
ちなみにテーパー座ナットのテーパー角はほぼほぼ60度テーパーです。
平面座ナット
- 左 平面座ナット
- 右 テーパー座ナット
平面座ナットは、テーパーナットとは違い平面でホイールを押さえつけます。
※正確には、ストレート部分の側面と平面。
トヨタ(レクサス)の純正ナットに使用されるナットになります。一部、三菱車でもこのナットを使っている車がありますね。
球面座ナット
- 左 テーパー座ナット
- 右 球面座ナット
球面座ナットは、テーパーナットのテーパー部分が【球面状】になっているナットです。
テーパーではなく、球面になっています。
知らない人がぱっと見で見ると、球面状になっていることを見落とすぐらいのレベルではありますが…
球面座ナットはホンダ車が採用しています。
ホイールナットの種類はホイールで決まる
ホイールナットにはここまで紹介した3つの種類のナットが存在しますが、選ぶ際は【ホイール】の形状で選びます。
もっと言うと、ホイールのナットホールの受け部分の形状です。
- テーパー
- 平面
- 球面
ナットホールはハブボルトを通して、ナットを固定する部分の穴を意味します。
ホイールのナットホールはいずれかの3種類の形状をしているので、それに合うナットを選ぶ必要があります。
▪️テーパー座
▪️平面座
ホイールとホイールナットの形状が異なると、ホイールを確実に固定出来ることが出来ないので、ナットが緩んだり外れたり…。
とんでもないトラブルの原因につながるので注意です。
社外ホイールに関しては、ほとんどの場合で60度テーパーの形状になっています。
■平面座ナット
- トヨタ(レクサス)
■球面座
- ホンダ
ここで挙げたメーカーの純正ホイールに関しては、テーパー座ナットではないので注意です。
※初めから社外ホイールに変更されていると、テーパー座ナットになっている可能性が高いですが。
余談ですが、社外ホイールに純正ホイールナットを使ってはいけないと言われる理由は、純正ホイールと社外ホイールで形状が異なるケースがあるためです。
ネジサイズ(ピッチ)にも2種類ある
ホイールナットの種類とは別なような気もしますが…
ホイールナットにおけるネジサイズ(ピッチ)にも2種類あるので紹介しておきます。
■P1.5
- トヨタ
- レクサス
- ダイハツ
- ホンダ
- マツダ
- 三菱
■P1.25
- スズキ
- 日産
- スバル
レアケースですが、中には年式でピッチが変更になっているケース、OEMの兼ね合いでピッチが異なるケースもあります。
そのため、この一覧を鵜呑みにしないで下さい。
マツダ車の大半はP1.5なんですが、マツダで販売している軽自動車はスズキ車のOEMになるので、スズキのP1.25になるような例があります。
まとめ
ホイールナットを選ぶ際に確実に知っておくべき種類は、この記事で挙げた3種類になります。
- テーパー座ナット
- 平面座ナット
- 球面座ナット
まずは、自分の車のホイール形状(ナットホール)を確認した上でホイールナット選びを始めましょう。これから社外ホイールを購入される方も然り。(社外ホイールの大半は60度テーパーだけどね。)
社外ホイールでも、トヨタ車専用(スタッドレスタイヤ向け)に販売されているホイールで、テーパー座ではなく純正ホイールと同等に【平面座】を採用しているホイールもあります。
頭の片隅にでも入れておくと良いと思います。
あくまでも社外ホイール=100パーセント60度テーパーでは無いので、確信がないなら決め付け無い方が良いよと言う意味合いを込めたメッセージです。
それでは。
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