少しばかりキャンバーを付けてツラを出した状態なので、スライドドアの干渉は無かったのですが…
車を停める場所が斜めになり、脚が伸びている際干渉するという事態が起こりましたので対策。(キャンバーが若干起きる分で。)
この記事では、スライドドアをオフセットする方法についてお話ししていきます。
※最も簡易的なやつです。
用意するモノ
- ワッシャー
- 油圧ジャッキ
- ラチェットとソケット
今回は、気持ちオフセットさせるだけでコトが足りますので、ワッシャーを挟んで数ミリオフセットさせます。
スライドドアを支えておくのに、油圧ジャッキが必要です。
工具のサイズは車によって異なると思いますので、各々のお調べ下さい。
スライドドアのオフセット方法
スライドドアのオフセット方法(ワッシャーを挟む)は以下の手順で行います。
- ヒンジとドアに合いマークを付ける
- ドアを油圧ジャッキで支える
- ヒンジの固定ナットを外す
- ワッシャーを入れる
- ヒンジとライドドアを固定する
- スライドドアの調整
順番に解説していきます。
ヒンジとドアに合いマークを付ける
ヒンジのナット(ボルト)を外す前に、今取り付けされている位置に簡単に戻せるように合いマークを付けておきます。
やらなくても良いですが、やっておいて損は無いと思います。
1本では無く、2本付けておいた方が調整しやすくなります。
ドアを油圧ジャッキで支える
正直なところ、1箇所だけを外すのでドアがガッツリ落ちることはありませんが…
多少なりともスライドドアが下がるので、ドアに油圧ジャッキを掛けておきます。
これをやらないと、上下の固定箇所が変形してしまう恐れがあるので注意です。
スライドドアの傷をかなり気にされる場合は、ドア側にもタオルを掛けて二重で対策するなり、マスキングテープを貼っておくと良いと思います。
何事も無ければ、これでも傷は付きませんが、何かトラブルがあった時なのどのことを考えると…。
ヒンジの固定ナットを外す
油圧ジャッキを掛けた状態で、ヒンジとスライドドアを連結しているナットを外します。
今回の車は、ボルトがねじ込んであるタイプでしたが、車によってはボルトです。
どちらにせよ、2.3本で固定されているケースが多いと思います。
ワッシャーを挟む
ヒンジの固定ナットを外したら、ヒンジを畳み込むようにしてやれば、ヒンジがボルトから抜けますので…
そこにワッシャーを入れ込みます。
ボルトの車は少し大変かもしれません。
ワッシャーの裏に両面テープ等を貼り付けて、スライドドアにくっつけた状態を作るのが良いと思います。
スライドドア側にボルトがはめこんであり、ナットで固定される車は、ワッシャーのサイズに注意です。
ボルトの形状的に、ボルトサイズがM8であっても、M8のワッシャーは使えません。(車にもよると思う。)今回は、M12のワッシャーがピッタリでした。
もし、ワッシャーやらスペーサーを挟む際に、ネジの噛み代が足りなくなったら、純正のボルトを外して市販のボルトを使って固定すれば解決します。
余談ですが、使用するワッシャーは外形が大きいタイプのワッシャーを使用して、面積を稼いだ方が良いと思います。
スペースに余裕があれば、角ワッシャーの方が面積を稼げるのでおすすめです。
ヒンジとスライドドアを固定する
ワッシャーを入れたら、油圧ジャッキでスライドドアの高さ調整をしつつ、ナットを締めて一旦完了です。
ナットを締め込む際に、ヒンジの角度がズレやすいので、モンキーレンチ等で押さえると良いかもしれません。
※その辺は作業しながら。
スライドドアの調整
ここまできたら、あとはスライドドアを開け閉めしてみて、チリ合わせをしてやります。
最初に合いマークを付けているのですが、スライドドアが多少オフセットされているため、多少ズラして固定が必要な場合もあります。
今回は、少しばかりズラして固定しました。
油圧ジャッキで高さ調整をしつつ、何度か取り付け位置を調整してやれば、良い位置に来るはずです。
一発でスライドドアのチリが合えば、ココの作業は不要ですね。スライドドアの場合、そこまで極端にチリがズレるような事はありません。
しかしながら、固定箇所がおかしいとローラー部に大きな負担が掛かり変な音が出るのでそこら辺に注意です。
まとめ
キャンバーを付けたり、ツラを出したら若干スライドドアと干渉する…
そんな方は、ワッシャーを挟み込むだけで解決するケースも多いです。
過激なキャンバーを付けるようなケースだと、ワッシャーだけでは交わしきれないと思いますが…
あと少し!数ミリ!そんな時には、この方法が有効です。
それでは。
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