先日友人からこんな質問を頂きました。
中古のBMWを購入しようと思っているんだけど、走行距離ってどのぐらいなら許容範囲内かな?やっぱり低走行の車を選ぶべきかな?
※本当はもう少し事細かい質問だけど、かなり端折ってます。
そこでこの記事では、中古のBMWを購入する際は年式相応の走行距離がおすすめ。というテーマでお話ししていきます。
※あくまでも1つの考え方として捉えてもらえたらと思います。(古めの個体向けのハナシです。)
※この記事でお話ししているのは年式が古めの個体に対する内容です。
中古のBMWを買うなら年式相応の走行距離が良い
■これまでのBMW購入歴(全て新車登録から10年以上)
- ミニクーパー 6万キロ
- ミニクーパー 9万キロ
- 3シリーズ 8万キロ
- 3シリーズ 14万キロ
- z4 7万キロ
これまで5台ほど、10年落ちのBMWを購入してきましたが、年式がそれなりに古い個体であれば、相応の走行距離がおすすめです。
理由はシンプルで、車は定期的に乗られていた方が、程度が良く保たれるケースが多いためです。
これまで乗ってこられたオーナーさん達が手を加えてくれているケースも含めて。(歴代のオーナーが乗っているときに修理している箇所が多くなる。)
極端な例を揚げると…
- 10年落ち 走行距離2万キロ
- 10年落ち 走行距離10万キロ
このような2台を比較するなら、後者を購入したが良いケースも多かったりします。
BMW車に限らず、10年も経過していると水割りのホース類やプラスチック、エンジン周りのガスケット(パッキン)は劣化します。しかしながら、年数が経っているにも関わらず、あまり乗られてこなかった個体では、不具合は発生せずに交換されていない場合も多いです。
※車は乗る頻度が少ないと、オイルや水回りが循環せずにゴム類に長い間潤いが無い状態が進むので、劣化しやすかったり…。それでいて、いきなり乗る頻度が増えた途端に、負荷が大きくなり色々漏れる。(ありがちなな話です。)
BMW始め欧州車では、走行距離に関わらず経年劣化によって交換しなくてはいけない部品が国産車と比べると多かったりします。
走行距離が走っていない個体は、市場価値的に高くなる傾向があるため、車体価格が高くなるケースが多い。
その金額に加えて、乗り出したあとに不具合が出始め修理費がかさむ恐れがあります。
伝えたいメッセージは何かと言うと、走行距離がそこそこ走っていれば、車体価格がその分安く済み、加えて乗り出し後の修理費用を前のオーナー達が負担してくれるので軽くなるケースはありがちです。
走行距離が全てでは無い
日本では10万キロを超えたあたりから、車の寿命が来たんじゃないか?ぐらいの反応をさせる人を目にする機会もあります。
走行距離は少ない方が良いに決まってる!
車は走行距離が全てではありません。年式が古めのBMWにはこの考えが失敗を導く可能性も0とは言い切れません。
ちなみに僕自信が過去に乗っていたこちらの3シリーズ(クーペ)は14万キロを超えていましたが…
エンジンの状態に加えて、水周りやオイル周りの状態も良く悪くない個体でした。
オイル漏れに関しても、すでに手が加えられている状態でした。走行距離が走っている分、直されている箇所も多く手がかからない個体だったと言う意味です。
3シリーズのステーションワゴンの時は、走行距離が8万キロでしたがエンジン周りのパッキンやガスケット、オルタネーター等の交換がされていてかなり状態は良質でした。
※車好きのおじさんが所有しており、話も聞きましたしメンテナンス記録も全て残っていました。
余談ですが、10年経って2万キロしか走っていない、ほぼ修理が入ってない車と10万キロ走っているけど一通り水漏れやオイル漏れ、その車のウィークポイントを直されている車なら後者を選ぶと思います。(僕なら。)
正確には、車体価格とも照らし合わせなくては断言出来ませんが…
ただし、荒っぽい乗り方をされた10万キロと丁寧に大事に乗られていた10万キロでは天と地ぐらいの差があるので最後はご自身の判断次第です。
まとめ
中古のBMWを購入される際に、走行距離が少ない個体を買うかそこそこ距離が走られている個体を買うか。どちらかを正解不正解と決めることは出来ませんが…
1つの考え方として、この記事で書いた内容は知っておいて損は無いはずです。鵜呑みにしろとは言いませんし、して欲しくもありません。
年式と走行距離の関係は、その個体によって異なりますが、走行距離に加えて、修理済みの箇所が分かるなら把握しておくと良いと思います。
走行距離と修理箇所を照らし合わせながら、見極めてやると購入前から予知できる修理箇所も見えてきたりするモノです。
これらを踏まえて中古のBMWを探す と良いと思います。
それでは。
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