ロングハブボルトに交換するんだけども、純正の袋ナットはそのまま使っても大丈夫かな?
こんな疑問を持たれる方も少なからずいらっしゃるようです。
そこでこの記事では、ロングハブボルトに袋ナットを使用する際の注意点について少しお話ししていきます。
結論、袋ナットがドン突くリスクがあるのでそこだけ注意です。そこの問題をクリアすれば、袋ナットの使用は何の問題もありません。
ロングハブボルトに袋ナットは使用しても良い?
たまにロングハブボルトを使うのに、袋ナットを組み合わせるのは良くない。という意見が出回る場合があります。
これに関しては、ケースバイケースです。
ロングハブボルトに打ち換えた後でも、袋ナットを問題なく使用できるケースも十分存在します。
その為、ロングハブボルトに袋ナットを使うこと自体は何の問題もありません。ただし、注意するべきことがあるのは事実です。
ロングハブボルトに袋ナットを使用する際の注意点
ロングハブボルトに袋ナットを使用していると、使用する状況次第では袋ナットの深さよりもハブボルトのネジ山の方が長くなってしまう場面が訪れる可能性があります。
要するに、ロングハブボルトを使用することで、ハブボルトの飛び出し量が増える恐れがあるというコトです。
10ミリロングのハブボルトに10ミリスペーサーを使用されるような場面であれば、それほど問題になる事は無いのですが…
以下のような場面だと…
- 10ミリロングに5ミリスペーサー
- 10ミリロングにスペーサーを入れない
ハブボルトの飛び出し量が明らかに、純正ハブボルトの時よりも増えてしまうことは明確です。ハブボルトの長さを袋ナットの深さでカバー仕切れない状況ですね。
そうなれば、袋ナットを締めこもうとしても、規定トルクで締め切る前に袋ナットの底にドン突くような状況になってしまいます。
※ちなみにその状況で袋ナットを回し続けると、底が抜けてハブボルトが突き抜けます。(そんなに底面に強度無いからね。)
10ミリロングのハブボルトに10ミリスペーサーを使用される場合でも、頭の片隅にはこのことを置いておいて下さい。
10ミリロングだからといっても、純正の長さよりピッタリ10ミリ長くなるとは限りません。車種によっては、余分に長くなってしまうようなケースが存在する為です。
それに加えて、履かせるホイールによっても多少の差は生まれるだろうし。
ロングハブボルトならロングの袋ナットが無難
仮に先ほどの注意点をクリアしていたとしても、ロングハブボルトには貫通ナットが無難ですが…(気にしなて良いからね。)
袋ナットは譲れない!
そんなオーナーさんもいらっしゃると思います。
そんな方には、純正の袋ナットをそのまま使用するのではなく、ロングタイプの袋ナット(社外品)を使用することをお勧めします。
純正の袋ナットは必要最低限の深さしかありませんからね…。
これなら、袋ナットの深さにシビアになる必要も無いし、何かしらの局面でスペーサーを抜くような機会が訪れても問題ありません。(絶対とは言い切らん。)
車検のタイミングとかね。
まとめ
ロングハブボルトに袋ナットを合わせること自体は何の問題もありませんし、そんな人は大勢いらっしゃると思います。
ロングハブボルトを使用される状況で袋ナットを使用される方は、袋ナットの底とハブボルトが干渉しないかどうかの確認だけ忘れずに。
特に純正の袋ナットは、少しでもハブボルトの飛び出し量が増えると、干渉してしまうリクスを伴います。見てわかるように純正の袋ナットは必要最低限の深さしかありませんからね。
貫通ナットへの交換が手っ取り早いですが、袋ナットに拘るのであれば、ロングタイプの袋ナットがお勧めです。
そんなに高い部品では無いので、ロングハブボルトへ交換するタイミングで、純正よりも長い袋ナットに交換しておくと安心です。
それでは。
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