社外アームのボールジョイントブーツが敗れちゃったから交換したいんだけどどうすればいいですか?
先日、こんな質問を頂きました。
そこでこの記事では、僕が普段社外アームのボールジョイントを交換する方法についてお話ししていきます。
交換方法というよりかは、ブーツの選び方ですかね?主にそこをメインにてお話ていきます。
社外アームのボールジョイントブーツの選び方
社外アームのボールジョイントブーツを交換する際、1番の悩みはブーツは何を買えばいいのか?
ココに尽きると思います。
社外アームとは言え、クラウン用だからクラウンの純正ブーツを買えばいいのか?それとも純正は使えないのか?
ココに関しては、使用しているアッパーアームによりけりです。純正のブーツが使える時もあるし、使えない時もあります。
メーカーによっては、純正と同じボールジョイントを使用しているケースもありますが、必ずしもそうとは限りません。
そのため、1番始めに今付いているブーツを外してボールジョイント部分の寸法を計測してやりましょう。
計測する部分は、ブーツがハマる溝になっている部分の径です。
主に欲しい寸法は、ボールジョイントの付け根部分です。テーパー側に関しては、純正アームと同じテーパーになるので寸法は測らなくても問題ないです。
※測っておいても良いけども。
上側の寸法も測りたいけど、テーパーになっていてどこを測れば良いのかイマイチ分からない…
そのような場合は、元々付いていたブーツ径を測ると良いです。
※これはまた別のアームのブーツ。
あとは、純正アームのボールジョイントを検索してみて、寸法が合うか否かを確認してやります。
ボールジョイントの下側部分の径よりも、2、3ミリ小さい径のブーツを選択するのが理想です。
ちなみに先日交換したスキッドレーシングのブーツは、その車種用がすんなり使えました。
過去に交換したクスコのアッパーアームは純正ブーツが合わなかったため、色々なブーツを調べて寸法が合う物を使用。
詳しくはこちらの記事で紹介しています。
少しぐらいブーツの径が小さくても大丈夫
ボールジョイントの付け根側に関しては、少しぐらいブーツ径が小さくても大丈夫です。
2.3ミリ程度、ブーツの径が小さくても問題ありません。
むしろこのぐらい小さい方が良かったりもします。
▪️今回の各部寸法
- ボールジョイント側 31ミリちょっと
- ブーツ径 28ミリ
ブーツはゴムなので多少は伸びますし、ドンピシャの径よりも締め付ける力が働くので返ってグリスが出にくくなります。
※そもそも純正アームもドンピシャ径ではないと思う。(純正の場合は測らないから正確には分からんけども。)
5ミリとか径が小さいとキツいかも…。もちろん、ブーツの径が大きい場合もアウトです。
余談ですが、ブーツを購入する際には、大野ゴムとかMiyacoとかが安いし国産品なのでオススメです。今回はMiyacoでした。
社外アームのボールジョイントブーツ交換
ブーツさえ手に入れれば、あとは純正のブーツ交換同様に交換していくだけです。
- ブーツを外す
- ボールジョイントを洗浄する
- グリスを入れる
- 新しいブーツを取り付ける
- バンド(針金)を固定する
グリスはリチウムグリスを使っています。
詳しくはこちらの記事を参考にしてみて下さい。
交換するためのブーツさえ手に入れてしまえば、社外アームのブーツ交換も純正アームのブーツ交換もやることは同じですね。
まとめ
社外アームのボールジョイントブーツを交換される場合は、寸法を測り純正のブーツが使えるかを確認したのち、使えないのなら寸法が合うブーツをひたすら探します。
純正のブーツが使える場合もあるけど、ボールジョイントのメーカーが違うと付け根の径が変わることも珍しくありませんので、事前の確認が必要です。
国産メーカーであれば、補修部品としてブーツ単体での購入が可能な場合もあります。
クスコのブーツを交換した際は、補修部品があったっぽいけど、HPがとても探しにくく面倒くさくなって別の車のブーツを使いましたが…
寸法が合えば何のブーツを使用しても問題ない部品なのでそこまで神経質になる必要はないと思います。
※これはあくまでも僕自身のやり方です。他の人がどうしているから知りません。
それでは。
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