前回こちらでフロントアッパーアーム交換を解説しました。
この記事では、エリシオンのリアアッパーアーム交換についてお話ししていきます。
必要な工具
- スピンナーハンドル
- ラチェット
- ソケット(12、17、19ミリ)
- タイロッドエンドプーラー
- ラジオペンチ
- 長めのエクステンション
アッパーアームを固定する奥側のボルトが少し奥まった位置にあります。
それを緩めるのに長めのエクステンションが必要です。
今回使用したのは250ミリです。
エリシオンのリアアッパーアーム交換
エリシオンのリアアッパーアーム交換の手順は以下の通りです。
- ジャッキアップする
- ブレーキ配管をズラす
- ボールジョイントのナットを緩める
- プーラーでジョイントを外す
- 奥側のボルトを外す
- アッパーアームを取り付ける
ジャッキアップに関してはこちらをご覧下さい。
順番に画像付きで解説していきます。
ブレーキ配管をズラす
アッパーアームのボールジョイント部分を外すのに、ブレーキ配管が邪魔になります。
こちらの12ミリのナット2つを外して、ステー丸ごとブレーキ配管を、ズラしておきます。
これでボールジョイント部分のナットにアクセスしやすくなります。
これは左右共通です。
ボールジョイントのナットを緩める
お決まりのRピンが入っているので、ラジオペンチでRピンを引き抜きます。
そしたら、19ミリのソケットを使用してナットを緩めておきます。
次にプーラーでジョイントを外すので、ナットは緩めるだけでOKです。
ジョイントのネジ山ツラか少し内に入れたところまでナットを緩めておけばOKです。
プーラーでジョイントを外す
ジョイントのナットを緩めた状態で、画像のようにタイロッドエンドプーラーを差し込みます。
あとはボルトを締め込んでいって、ボールジョイントを外してやります。
何度やっても外れる瞬間の音には慣れませんね…。ビクッとします。
ここはスペースが限られるので、画像のタイプのタイロッドエンドプーラーが有効です。
当然ですが、ギアプーラーは入りませんね…
奥側のボルトを外す
手前のボールジョイント側を外し終えたら、最後に奥側のボルトを外します。
ボルトサイズは17ミリです。
この時、ボルトにアクセスするのに長めのエクステンションが必要です。エクステンションが無いとボルトにアクセス出来ません…
今回は250ミリのエクステンションを使用しています。もう少し短いエクステンションでも作業は可能です。
長めのエクステンションを使えば、ボルトは簡単に外せます。
画像では少し分かりにくいですが、車体前方からサスペンションメンバーの隙間より工具を入れてやるイメージです。
裏側にネジ山があるタイプなので、反対側を押さえる必要はありません。
左右ともに長めのエクステンションだけでアクセス可能です。(特に外すものはありません。)
これで純正のアッパーアームが取り外し完了です。
アッパーアームを取り付ける
あとは逆の手順でアッパーアームを取り付ければやればOKです。
今回、こちらの調整式を使用するつもりでしたが、取り付け後何かを悟りました…。つまるところ、こちらの調整式アッパーアームは使用不可でした。笑
取り付け出来なかった理由について詳しくはこちらの記事で。
アッパーアームを買い直していては今日中に片付かないので、仕方なく純正アッパーアームを短縮。
外したアームを短縮加工して再び取り付け直しました…。
そのため、ぱっと見は純正のままですね。
まとめ
奥側を固定するボルトの位置が少し悪いですが、さすが国産車だけあって作業がしやすいこと…。久々の国産車だったのでちょっぴり感動。
長めのエクステンションが必要になるのでそこだけ注意です。
あとは取って付けるだけですね。
それでは。
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