キャンバーボルトを取り付けるんだけど、上側と下側どちらをキャンバーボルトに変えたら良いんだろう?
こんな疑問を持たれる方も多いと思います。
そこでこの記事では、キャンバーボルトは上下どちらに入れるべきなのか?と言うテーマでお話ししていきます。
結論を先にお伝えしておくと、上側に入れるのがお勧めです。理由に関してもセットでお話します。※例外もあるのでそこは後ほど。
キャンバーボルトは上下どちらに入れるべき?
基本的に、キャンバーボルトは上に入れても下に入れても得られるキャンバー角は同じです。
そのため、どちらに入れても良いのですが…
基本的には上側に入れるのがおすすめです。理由はシンプルに組みやすいためです。
キャンバーボルトを組み込む際は、ナックルを押し込んだ状態で締め込むため、上側の方が組みやすいです。
キャンバーボルトは構造上と言うか仕組み上と言うか、ガタを利用してナックルに角度をつけるものなのでそこだけ頭に入っていれば理解できると思います。
下側に組む場合は、ナックルを手前側に引きながら締め込む形になります。
ナックルを手前に引きながら、ボルトを締め込む方が面倒ですよね…。
※厳密には下側に組む時も、上側は押し込むような形で組むのだけども…。
ただそれだけの理由です。(とは言え組みやすさはとても大事。)
下側に入れるべきケースもある
キャンバーボルトは上下どちらに入れても良いけど、上側に入れる方が組みやすいのでお勧め。とお伝えしましたが、例外もあります。
かなり稀なケースですが、ナックルが車高調に干渉してしまい、ナックルに角度が付ききらない場合もあります。
ブラケット本体にナックルがドン突くイメージです。
※車高調の設計次第
キャンバーボルトを入れて、ナックルに角度を付ける際に、ナックルと車高調のクリアランスをチェックして見てください。
ナックル固定部分を上から除くなり、モノを刺してみるなりすれば確認可能です。
もし、ここが干渉してしまっている場合は、キャンバーボルトで得られるキャンバー角のキャパを目一杯使い切れていない恐れがあります。
そのような時には、下側にキャンバーボルトを入れてやれば解決出来ます。
キャンバーボルトを下側に入れてやれば、ナックルを手前に引き出す形でナックルに角度が付くため、先ほどのような問題は発生しません。
車高調の設計次第では、ナックルとのクリアランスが狭く、このような状況になることもなきにしもあらず。
頭の片隅にでも入れておくと良いと思います。
まとめ
キャンバーボルトは上下どちらに入れても構いません。(基本は。)
上側のボルトをキャンバーボルトに変えた方が、ナックルを押し込みながら組めるので、組みやすさからいくと上側がおすすめです。
下側に組む人よりも上側にキャンバーボルトを組む人が多いのもそのような理由だと思います。
キャンバーボルトの取り付け方法はこちらの記事で解説しています。
それでは。
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