引っ張りタイヤを組むとエアが漏れやすいの?なんで?
こんな疑問を持たれる方もいらっしゃると思います。
そこでこの記事では、引っ張りタイヤがなぜエア漏れしやすいのか?と言うテーマでお話ししていきます。
引っ張りタイヤがエア漏れしやすい理由
ズバリ結論から言うと、タイヤのビートが【面】ではなく【点】で当たってしまうためです。
もちろんこれが全ての理由ではありませんが、大きな問題点はココにあります。
本来であれば、タイヤのビートがホイールに対して垂直に接する事で10ミリ前後の幅がホイールと接します。
画像のココがタイヤのビートですね。
タイヤのビートとホイールが密着する事で、タイヤとホイールの中に空気が溜め込まれます。(チューブレスタイヤの場合。)
しかし、タイヤを引っ張ると…
下手くそなイラストで少し分かりにくいですが、ホイール幅より明らかに細いタイヤを引っ張った場合、ビートはこのように斜めになってホイールと接します。
※タイヤのビートにキャンバーが付いているイメージですね。
このような接し方をする事で…
- ビートが痛む
- 接地面が少ないから物理的に漏れやすい
これらの原因によってエアが漏れやすくなります。
画像がなくて申し訳ないですが、引っ張りタイヤをホイールから外すと、ビートに1周線上の傷というか跡というかが付いているのが確認出来るレベルです。
理由はそれだけではない
先程の理由が全てであれば、この世の引っ張りタイヤはどれもエア漏れがおきる?
そうとも限りません。
当然、引っ張りタイヤを組んでもエア漏れしない方も大勢いらっしゃいます。(僕自身も引っ張りタイヤのエア漏れは1度しか経験がありません。)
※物理的にどんなタイヤも少しずつはエアが減っていくんだけども。(コレは揚げ足取りのリカバリーです。)
- 空気圧の低下を無視する(気が付かない)
- ホイールとビートの接地面に傷が付く
- ホイールが歪んでいる
引っ張りタイヤにありがちのエア漏れ原因を少しだけ挙げておきました。
通常よりも空気圧を少し高めに設定してやる点に関しても、エアが漏れる原因になりますね。(その分、タイヤからエアが漏れ出す力が大きくなりますからね。)
空気圧の管理が出来ていなかったり、車の仕様(キャンバーやサスペンションの硬さ)などなど、様々な原因が存在します。
引っ張りタイヤを組んでいなかったら、そのトラブルは避けられたかも?
そこに関しては、否めませんね…
まとめ
引っ張りタイヤがエア漏れをしやすい点に関しては、紛れまない事実です。
全ての理由とは言い切れませんが、1番の原因はビートの当たり方が悪くなるためです。
※通常の履き方と比較すれば。
ただし、こまめなエアチェックやタイヤサイズやメーカーチョイスをしてやれば、そこまでエア漏れに悩む事なくカーライフを送れるのも事実です。
少し面倒ですが、定期的にエアチェックをする癖は付けておきましょう。
それが嫌なら引っ張りタイヤはやめておいた方が身のためかもしれません。
それでは。
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