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合成レートの計算方法【そもそも合成レートってなに?】

 

車のサスペンションで合成レートの計算方法が知りたい。

 

2つのスプリングを使用しているユーザーであれば、このような悩みを持たれる方もいらっしゃると思います。

 

そこで、この記事では合成レートの計算方法についてお話していきます。合わせて合成レートについて簡単な説明もしておきます。

 

 

目次

合成レートとは?

 

車のサスペンションにおける合成レートとは、バネレートが異なる2つのスプリングが同時に縮まる際のバネレートを意味します。

 

バネの上でバネが沈む時に発生するのが合成レートですね。

 

例えば…

  • 10Kのスプリング
  • 5Kのスプリング

 

この2つのスプリングが同時に縮むときのバネレートは、10Kでも無い。5Kでも無い。

 

このような場面でバネ強さが合成レートになります。

 

当たり前ですが、同じバネレートのバネを2つ使った場合は、合成レートは変わらずです。(そんなことする奴いないけども。)

 

合成レートの計算方法

 

合成レートは以下の計算式から計算することが可能です。

 

▪️(A × B) ÷  (A + B)=合成レート

 

  • A=メインスプリングのバネレート
  • B=サブスプリングのバネレート

 

以下のバネレートを例に計算すると…

 

  • メインスプリング(A) 10K 
  • サブスプリング(B)   2K

 

(10×2)÷(10+2)=1.6666K

 

約1.6Kのバネレートが合成レートになります。

 

先ほどの計算式に自分の使用している(使用したい)バネレートを入れて計算するだけで、簡単に合成レートの計算が可能です。

 

合成レートは2つのバネレートよりも明らかに低くなるのが特徴です。

 

常に合成レートが適応される訳では無い

 

たまに勘違いする人がいますが、合成レートは常に適応される訳では無い【場合が多い】です。

 

※ヘルパースプリングを使用されている方は特に。

 

合成レートは、2つの異なるバネレートが同時に沈み込む際に、発生するレートです。

 

つまるところ、ヘルパースプリングのように最初から潰れきっているバネを使用している場合は、常に合成レートとはいきません。

 

アシストスプリングも同様に、スプリングが縮んでいる状態では、合成レートは発生しません。(メインスプリングのバネレートでストロークします。)

 

 

サスペンションが伸び上がって、ヘルパースプリングやアシストスプリングが立ち上がって再び縮まる際に、初めて合成レートが発生します。

 

ヘルパースプリングの場合は、あまり合成レートの恩恵を受けるのは難しいものがあります。(ゼロでは無いんだけども…。)

 

 

まとめ

 

合成レートの計算方法は以下の式にバネレートを入れるだけで、簡単に計算が可能です。

 

▪️(A × B) ÷  (A + B)=合成レート

 

  1. 2つのバネレート同士を掛け算した数値
  2. 2つのバネレート同士を足し算した数値

 

この2つの計算から出た数字を割ってやればOKです。(①÷②)

 

それでは。

 

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