ホイールナット(ハブボルト)のピッチって【1.5】と【1.25】があるけど、あれって実際どっちが良いの?
こんな疑問を持たれる方もいらっしゃると思います。
僕自身も車を弄りだした当初(それを知った時)に同じ疑問を抱きました。
そこでこの記事では、ホイールナットの【P1.5】と【P1.25】ってそれぞれメリットやデメリットはあるのか?というテーマでお話していきます。
※1つの参考程度にしてもらえたらと思います。正確な答えはありません。
【ホイールナット】P1.5の良い点
ホイールナットのピッチに1.5を使用するメリットは、ピッチ1.25と比較した時に、ネジ山がかじりにくくなる点です。
つまるところ、ネジ山本体の強度が出せるという点です。
ホイールナットは脱着回数がそこそこ多いので、ここは結構大きな強みになっていると思います。
もっというと、P1.25のホイールナットをインパクトレンチ等を使用してしまうと、ネジ山がダメになる可能性があるのに対して、P1.5のホイールナットの方がそのリスクが少ないです。
※オーバートルクで締め込んでたら、話は別だけども。
【ホイールナット】P1.25の良い点
ホイールナットのピッチに1.25を使用するメリットは、P1.5に比べてホイールナットが緩みにくくなる点です。
ボルトナットは、ネジ山のピッチが細かくなった方が、緩みにくくなるという性質があります。
他にも、P1.5と比較してボルトの有効断面が大きくなるので、ハブボルト側の強度が気持ちばかりか高くなります。
※P1.5とP1.25でボルト本体の太さが変わります。(ネジ山の高さが変わるという表現が正しいかも。)
- P1.5の有効断面積 約10.5ミリ
- P1.25の有効断面積 約10.8ミリ
(ネジ山でない部分の太さ)
凄い小さな差ではありますが。
P1.5だとネジ山の強度が強くなる反面、P1.25だとボルト(ハブボルト)本体の強度が強くなります。
結論どっちが良いの?
それで結論、そっちが良いの?
ここに関しては、どっちもどっちですが…。僕自身の答えはP1.5の方が良いという結論です。
正直なところ、P1.25もP1.5にもそれぞれメリットデメリットが存在していて、考え方次第でどちらが適しているかという点に関して味方も変わります。
しかしながら、僕自身がP1.5の方が良いという理由の1つは、日本車にしかP1.25が存在しないという点です。(僕が知らないだけであるかも。)
- ベンツ
- BMW
- アウディ
全てホイールボルトのピッチは【1.5】です。
欧州車御三家だけではなく…
- フェラーリ
- ランボルギーニ
ここもホイールのボルトはM14のP1.5。
もし仮に、P1.25の良さを認めるメーカーがあるのであれば、日本車以外でもP1.25を採用する車があっても良いよね。という点からこの結論です。
※海外ではP1.5が規格なっている等の理由ももしかしたらあるのかもしれないけど。(その辺は知らんから一概には言えないけど。)
M12の並目ってP1.75だから、P1.5でも緩み防止の点を(無視)疎かにしているわけではなです。結論、P1.25は少し細かくし過ぎているような気がします。
ホイールナット(ボルト)って脱着回数がそれなりに多いものだから、かじりにくいP1.5が優れているような気がします。
まとめ
P1.5もP1.25もそれぞれメリットがあります。
- P1.5はネジ山の強度が高くなる
- P1.25はボルトの強度の緩み防止
ざっくりですが、この2つを天秤にかけるとP1.5のボルトでもナットは緩まないし、ボルト(ハブボルト)が折れることもない。
そうなれば、ネジ山本体の強度が出せる、P1.5の方がホイールナットには優れているんじゃない?というのがこの記事の結論です。
最後の最後にこんなことを言うのも何ですが、P1.5かP1.25かは乗る車によって強制的に決まるので、非常に無意味な議論です。笑(ただの雑談回でした。)
あまり参考になる記事ではないですが、最後まで読んで頂きありがとうございました。
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