ホイールナットを締め込む時の、締め付けトルクってどのぐらい?
こんな疑問を持たれる方もいらっしゃると思います。
そこで、この記事ではホイールナットの締め付けトルクについてお話ししていきます。
大半の日本車は100〜120N・mが指定トルクになっている事が大半です。
車種ごと(メーカーごと)によって規定トルクが異なるのですが、僕自身はどこの車でも均一のトルクで管理しているので、その辺りも少しお話していきます。
※僕みたいに、律儀にホイールナットのメーカー規定トルクを確認しない人も多いです。
ホイールの締め付けトルクはどのぐらい?
ここに関して、正確な数値は車種ごとメーカーが決めた締め付けトルクがありますが…
1つの目安になるトルクは以下の通りです。
- 日本車(普通車) 100〜120N・m
- 軽自動車 85〜105N・m
- 欧州車 120〜140N・m
■車種事の締め付けトルク例
- プリウス 103N・m
- アルファード 103N・m
- クラウン 103N・m
- スカイライン 108N・m
- セレナ 108N・m
- インプレッサ 100N・m
※年式等によって異なりがある場合があります。
あくまでも個人的な意見ですが、100〜110N・mで締め付けておけば、タイヤが取れる等のトラブルは発生しません。
メーカーや車種によって締め付けトルクは異なりますが、使用するハブボルトの太さは基本的には同じです。そのため、国産車であれば、100N・m〜110N・mで締め付けておけばトラブル発生は回避可能です。車屋さんも車種ごとの規定締め付けトルクを確実に調べてホイールナットを締め込むわけではありません。(中にはそういうお店もあるかとは思いますが。)
僕自身、これまで乗ってきた車は全て100〜110N・mで締め付けています。※BMWも。軽自動車も。
軽自動車でも100N・mで締め込んでも良いの?
日本車の場合、軽自動車であろうと普通車であろうと、大概の車はハブボルトが【M12】で同じです。
※日本車でM14を採用しているのは、ランクルとLSぐらいかな?(車屋さんじゃないから、そこまで事細かく把握しきれていないけども。)
そのため、軽自動車だから100N・mを超えたトルクで締めてもボルトが折れることはありません。
そんな理由から、軽自動車だから普通車と同じトルクで締め込んではいけない。なんてことはありません。
ちなみに…
- スズキ 87N・m
- ダイハツ 103N・m
※年式や車種によって多少異なるかも。
スズキの軽自動車にも乗っていた事がありますが、100N・mで締め込みしていました。
おそらくスズキの軽自動車が規定トルクを下げているのは、そもそも軽自動車にそこまでのトルクをかける必要性がないよね。って話だと思います。(設計者じゃないから本当のことは知らんけど。)
欧州車の締め付けトルクは高め
日本車とは違い、ラグボルトを採用している海外メーカーの車は締め付けトルクが高いです。
ナットではなく、ボルト固定をしている事に加えて、日本よりも速度域が高い状況下での走行を見越してという見解もあるようです。(専門家じゃないから知らんけど。何かの記事で見ました。)
アウトバーンってやつですね。(速度制限がない道路。)
ちなみに日本車だと新型のISがラグボルトを採用しています。
1つの目安ですが…
- M12 120N・m
- M14 140N・m
※M12のボルト径でも140N・mが規定トルクの車もある。
日本車だと大概の車はM12ですが、外車の場合は車種によってボルト径を変更してきます。
過去に乗っていたミニクーパーとBMWは規定トルクが140N・mだったのですが、貧弱の僕にはホイールボルトを緩めるだけで翌日、【全身筋肉痛】…
(本当に140N・mで締めこまれたボルトを緩めるはイヤ。)
初めての締め込みは、規定トルクを守って140N・mで締め込みましたが1本で辞めました。(しんど過ぎて。)
それ以来、110N・mでずっと締め込んでいますが、何のトラブルもありません。
まとめ
ホイールナットの締め付けトルクは車種によって、指定トルクが異なりますが…
100〜110N・mの間で締め込んでおけば、タイヤが取れる等のトラブルは避けられると思います。
補足しておくと、トルクがちゃんと掛けられていても、トルクにバラつきがあるとホイールナットが緩む原因になります。
※不安なら自分の車の指定トルクを調べて厳守することを強くお勧めします。
それでは。
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