全く別の作業ですが、タイロッドエンドを外す機会がありましたので、タイロッドエンドブーツの交換を行いました。
切れたり、グリスが飛び出る状態では無いですが、ヒビ割れがある程度です。(正直まだ変えなくても全然良い。)
この記事では、ムーヴラテのタイロッドエンドブーツの交換方法について、簡単にお話ししていきます。
※基本的な作業内容に関しては、こちらの記事で解説済みです。この記事ではムーヴラテに特化した内容(寸法とか)についてお話しています。
必要な工具
- タイロッドエンドプーラー
- ラチェット
- ソケット(14ミリ)
- 塩ビパイプ
- マイナスドライバー
- ハンマー
塩ビパイプについては、後ほど詳細についてお話しします。
今回使用した、タイロッドエンドブーツはこちらです。
【ムーヴラテ】タイロッドエンドブーツの交換
作業手順は以下の通りです。
- ジャッキアップする
- タイロッドエンドを外す
- タイロッドエンドブーツを外す
- ボールジョイントの清掃とグリスアップ
- タイロッドエンドブーツをはめる
一連の流れに関しては、こちらの記事で解説済みなので割愛しながら、お話ししていきます。
ムーヴラテのジャッキアップに関しては、こちらの記事を参考にしてみて下さい。
タイロッドエンドを固定するナット(14ミリ)を緩めたら、プーラーを使用してタイロッドエンドを外します。
もしプーラーが無い場合は、ハンマーでも外せます。
詳しくはこちらの記事を参考にして下さい。
タイロッドエンドが外せたら、マイナスドライバー等でブーツを外します。
ムーヴラテ(ダイハツ)のタイロッドエンドブーツは、カシメタイプなのでハマっているだけです。
とは言え、中に金属の骨が入っているためそんな簡単には外れません。少しづつ色々なヶ所からブーツを浮かせていくイメージで外せます。
※タイロッドエンドを切り離していますが、別の作業をセットでやっているためです。(外す必要はありません。)
あとは、グリスを綺麗に掃除してグリスアップ。
グリスアップが済んだら、新しいタイロッドエンドブーツを被せます。
▪️使用しているグリス
この時、ダイハツのタイロッドエンドブーツは、はめ込むだけ(カシメタイプ)なんですが、そう簡単にははめられない…
そこで塩ビパイプをブーツに被せて、塩ビパイプを上から叩いてはめこんでやります。
パイプを叩く際は、下の油圧ジャッキをあてがっておくと、タイロッドエンドが逃げないので作業しやすいです。
こうすることで、タイロッドエンドブーツ1周に均一の力が掛かり上手くはめ込むことが可能です。
1ヶ所ずつ叩いていては、なかなか入らないので注意です。
パイプを使用して叩くと、2回ほど叩けばすぐに入っちゃいます。(秒ですね。)
今回使用した塩ビパイプは、ホームセンターで購入したこちらです。(確か金額は50円とか60円とか。)
▪️塩ビパイプの寸法
- 外径 約40ミリ
- 内径 約32ミリ
ドンピシャのサイズですね。
タイロッドエンドブーツをはめ込んだあとは、ブーツが奥まで入り込んでいるかどうかを1周チェックしておきましょう。
浮いている部分があると、後々ブーツが外れてしまったりグリス漏れの原因に繋がります。
まとめ
ムーヴラテのタイロッドエンドブーツは、カシメタイプなので少し手こずる方もいらっしゃるかもしれません。
ブーツを被せることが出来るパイプやソケット等を用意してから作業に入ることをおすすめします。
※計測してないけど、ソケットなら35ミリほどのソケットが使えると思います。
時間に余裕があるなら、ホームセンターに行ってこれを購入しておくことをお勧めします。※アマゾンとかでも値段変わらないと思うけど。
いっそ、リフレッシュがてらタイロッドエンド丸々変えちゃう方法も…。(そしたらブーツ交換しなくて済むよ。)
余談ですが、タイロッドエンドやブーツの適合に関しては、l150ムーヴやl350タント等と同じ部品です。
それでは。
■関連記事はこちら