タイヤの空気圧が減っているから、タイヤに石鹸水を掛けてチェックしたんだけど…エア漏れ箇所が見つからない。
こんなケースはちょこちょこ耳に入ってきます。
少し前に、いつもお世話になっている(むっちゃ知識と技量が抜群の)タイヤ屋さんに聞いたところ理由を伝授してもらいました。
そこでこの記事では、タイヤのエアが減るのにエア漏れ箇所が見つからない原因についてお話ししていきます。
タイヤのエア漏れチェック方法
エア漏れのチェック方法は至って簡単です。
タイヤとホイールの間に、石鹸水を掛けてやるだけです。エアが漏れている場合、どんどん泡が出てきます。
こんなこと既にご存知の方が多いと思いますが、簡単にだけ説明しておきました。
エアが減るのにエア漏れ箇所が見つからない原因
それでは本題ですが、エアが減っているのにエア漏れ箇所が見つからない原因についてお話しします。
画像のように、タイヤが地面に設置している場所からエアが漏れる事が多いようです。
つまるところ、タイヤが車重を受けている時にだけエアが漏れるという事です。
キャンバーが付いていると、どうしても点でタイヤと地面に接地するため、ビート部分がよれてエアが漏れやすくなります。
またこのケースのエア漏れに関しては、タイヤのビートが傷んでいる箇所がたまたま運悪く、地面に接地していると漏れやすいです。
※タイヤの接地場所によっては漏れないことがあるということです。
エアが漏れているんだけど、エア漏れ箇所が見つからない方はそんな原因があるかもしれません。
対策方法は?
残念ながら、すでにビートが傷んでいる事が原因になるので、対策方法はタイヤを新品に変えるしかありません。
タイヤの山が残っているにもったいない…
確実にエア漏れが止まる保証はありませんが、タイヤのビートを一旦落として、再度ビートを上げ直すとエア漏れが止まることもあります。
僕自身、一度だけこの方法(ビートを落として乗せなおし)でエア漏れが止まりました。
※ただし一時的にエア漏れが止まっても、再びエアが漏れる可能性も十分あり得ます。
この時、ビート部分がささくれのように裂けて、ヒゲが出来ているケースがあります。
このヒゲがビートとホイールの間に入ってしまうと、それはそれでエア漏れの原因になります。
その辺りは注意が必要です。
まとめ
引っ張りタイヤとキャンバーの組み合わせは、タイヤに大きな負担が掛かります。(凄く当たり前のことですが…。)
エアが低下している状態を放置ししながら、走行を続けるとビートが痛みやすく、このような症状が出やすくなります。
そうならないためにも、定期的なエアチェックが必須です。
そんな事言ってもすでに時遅しかも…次からはエアチェックを定期的に行いましょう。
※ここで話した原因が全てとは限りません。1つの知恵として持っておくことをおすすめします。
それでは。
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