車高調で起こりうる、バネの線間密着って何?
こんな疑問を持たれる方も少なくないと思います。
そこでこの記事では、車高調(ショックアブソーバー)におけるバネの線間密着についてお話していきます。
【車高調】バネの線間密着とは?
バネの線間密着とは、その名の通りバネが縮まりきってしまい、バネの線と線が密着する事を意味します。
線間密着が起こると、金属と金属がぶつかり合う訳なので、【ゴンっ!】と異音の原因にも繋がります。
※音の大小には当たりの度合いによって変わる…
車高調よりも、ダウンサスによく起こりうる現象だったりします。
バネの線間密着を見極める方法
大きな段差を超える際に異音がするけど、これが本当にバネが線間密着をしている音なのか判断が出来ない…
線間密着の見極め方法は至ってシンプルです。
- タイヤを外してバネをチェックするのみ
凄く分かりにくい画像で申し訳ないんですが、スプリングの一部の塗装が剥がれています。
バネが線間密着していた場合、スプリングに打コン(塗装の剥がれや擦れ)が付くと思います。
新品のスプリングを使っていれば、一目瞭然ですがそうでない場合は、スプリングにマスキングテープでも巻いて、しばらく走行してみるのも1つの手です。
あとは、めっちゃ手間だけどもバネを再塗装するとか。
バネが線間密着してしまう原因
これは実際に僕自身が線間密着を体感した時の原因に過ぎないかもしれませんが…
僕の場合は単純にスプリングスペックの選定ミス…
- バネレート
- スプリングのストローク長
車高調の有効ストローク調よりも短いメインスプリングを入れて、余ったストローク部分にヘルパースプリングを入れたもんだからこのような羽目に…
今思えば少し考えたら分かることですが、たまたま出ていた新品未使用のスプリングに目が眩んだようです。
この時、メインスプリングのバネレートが著しく高い(車両スペックからして)場合であれば線間密着しないかもしれませんが…
そうでない場合は、線間密着のリスクが考えられます。
車高調側の有効ストロークとスプリングのストローク調をちゃんと計算する事をお勧めします。
まとめ
純正スプリングやダウンサス等であれば、ラバーゴムを入れて対策される方も多いようですが…
車高調の場合であれば、スプリング選定の見直しが良いかな…と個人的には思います。
バネの付け根部分(巻き数の細かいところ)に関しては、異音が出ないなら目を瞑っても良いかな。(個人的な主観です。)
直巻きスプリングが使える車高調なら、スプリングの選択肢は幅広いですからね。
※車高調の直巻きスプリングにラバーゴム挟まれる方もいらっしゃいます。
それでは。
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