先日、当サイトの読者さんよりこんな質問を頂きました。
軽自動車の車高短にはどのぐらいのバネレートがおすすめですか?これからバネを購入するのですが迷っています。アドバイス下さい。
かなりざっくりとした質問ですが、お答えしていきます。
この記事では、軽自動車の車高短にはどのぐらいのバネレートが良い?このテーマでお話していきます。
軽自動車の車高短にはどのぐらいのバネレートを使う?
あくまでも個人的な意見ですが、軽自動車に使うバネレートは以下の通りです。
- フロント 8〜14キロ
- リア 5〜10キロ
画像のムーヴのようなスタイル(ホイールを完全に収める)であれば、フロントに10キロ。リアに7キロ。このぐらいで十分対応可能です。
正直、軽自動車にこれ以上のバネレートはリスクを伴います。
だけど、もう少し硬いバネを使ってストロークを抑えたい…。
そんな意見もありそうですが、個人的にはこれ以上のストローク制御を望む前に、車体側に工夫を入れます。
つまるところ、ストロークを止めるのではなく【ストロークできるように対策する】という事です。
このバネレートをお勧めする理由
先ほどのバネレートをお勧めした理由は、つまらないトラブル防止のためです。
そのトラブルがこの2点です。
- フレームが突き抜ける
- 加工アクスルが折れる
あまりにも、硬すぎるバネを使ってしまうと、普通車とは違ってこのようなトラブルの原因になります。
また、軽自動車の車重では、これ以上のバネレートを使うと乗り心地の面から見ても、どうしようも無くなります。
もちろん、【バネレートが硬い=乗り心地が悪い】では無いですが、ドレスアップ用に市販されていて、その辺によく出回る車高調では、対応しきれるバネレートはたかがしています。
これが、先ほどお伝えしたバネレートをお勧めする、個人的な理由です。
バネレート選定の実例
実際に僕自身や周りの友人たちが使用している(していた)バネレートを参考程度に紹介しておきます。
車高やバネレートの関係性が参考になるかもしれません。
▪️ムーヴ
- フロント 14キロ
- リア 7キロ
▪️ワゴンR
- フロント 8キロ
- リア 7キロ
特別ツラ攻めたりしないのであれば、このぐらいのバネレートが個人的にベストです。
使ってる車高調や状態にもよりますが、このぐらいのバネレートであれば、減衰力調整で抑えが効くため乗り心地にも差し支えありません。※不快な跳ね方はしない。
こちらも同じ車ですが、仕様が異なるためバネレートも変更しています。
- フロント 10キロ
- リア 14キロ
▪️ムーヴコンテ
- フロント 8キロ
- リア 6キロ
ちなみに、軽自動車のリアバネには【オーバーテック】がおすすめです。
画像をアップした車の中だと、最後のムーヴコンテ以外は全てオーバーテックです。
まとめ
あくまでも、個人的な主観ですが…
軽自動車のバネレート選びは、10キロ前後を視野に検討するのがいいと思います。
※フロントは10キロを少し超えても良いけど、リアは10キロ以下が良いかな…。(跳ねちゃう。)
あまりにもハイレートなバネを使ってしまうと、車体側が衝撃に耐えられなくなる恐れも十分あります。その辺りは頭に入れておきましょう。
それでは。
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