車高を下げたり、キャンバーを付けている方のSNSを見ていると、ホイールが割れてしまっている人をよく見かけるけど、あれって何が原因なの?
車のホイールが割れる原因は1つではないので一概に言うことは出来ませんが、ここでは3つの原因にフォーカスを当ててお話していきます。
さらにターゲットを絞ると、車高を極端に下げたりキャンバーを付けている人にありがちな原因です。※もちろんそのような方じゃなくても当てハマることあります。
どうすれば、ホイールが割れにくくなるのか?この辺りに関しても少しだけ踏み込んだお話をします。
ホイールが割れる(クラック)3つの原因
ホイールが割れてしまう(クラックが入る)大きな原因は以下の3つが挙げられます。
- バネレートが固すぎる
- タイヤの扁平率が薄すぎる
- ホイールをぶつける
もちろん、これが全てのホイール割れに必ずしも直結しない場合もありますが、多くはこの中に原因がある場合が多いです。
キャンバーを付け過ぎると、ホイールの内リムがかなり地面に近づくため見ず知らずのうちに、ホイールを打ち付けていることも珍しくありません。
また、一回ぶつけて割れると言うよりは、ダメージが蓄積されて最終的に割れるケースも多いです。
※ぶつけ方によっては一発で逝くことも珍しくないと思いますが。
これは、内リムに限った話ではなく外側のリムにも同じことが言えます。
衝撃の逃げ道を作らないと割れる
当然のことを偉そうに!
そう感じる方も多いと思いますが、気がついていな人がいるのも事実なので少しだけお話させてください。
路面から衝撃を受けた際に、逃げ道を作っておかないと、ホイールが割れてしまうリスクが大きくなります。
これは、かなり大胆なスタイルを表現されるユーザーに多いのですが…
- キャンバーの付け過ぎ
- 過激な引っ張りタイヤ
- 大胆な扁平タイヤ
- ハイレート過ぎるバネレート
どうしても、人よりも我こそは!と言う世界観の中でカスタムされるユーザーが多いので、仕方のないことと言えばそれまでですが、これらを網羅しようものなら、【衝撃の逃げ道】がありません。
伝えたいメッセージは何かと言うと、路面から受けた衝撃はもろに【ホイールが受けちゃうよね。】と言うコトです。
タイヤの扁平率がそこまで低くなければ、タイヤが衝撃を吸収してくれるし、バネレートがそこまで高く無ければ、サスペンションが吸収します。
※もちろん、扁平タイヤもハイレートバネも衝撃は吸収するけども…。
つまるところ、ホイールが割れないようにしたいのであれば、どこかに衝撃の逃げ道を作っておいたほうが確実に良いよね。と言うお話です。
- インチアップを控えてタイヤの扁平を稼ぐ
- ハイレートバネに頼らないセッティングにする
あくまで一例に過ぎませんが、手段はいくらでもあると思います。
もしすでにホイールのクラックに悩まされている方であれば、衝撃の逃げ道を模索してみると解決できる可能性が高まります。※絶対とは言わないけど。
ホイール自体の強度不足の場合もある
使っているユーザー自体に、そこまで問題がなくとも、ホイール側の問題で割れるケースもあります。
特に、安いホイールのにありがちですが(ブランドホイールのコピー品出してるところとか)、ホイール自体の強度が足りておらず、割れることがあります。
SNS等で一度はご覧になったことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。
別メーカーのデザインだけを真似て作ったことで、ホイール自体の強度が足りなくなるケースは珍しくないと思います。
ホイールのデザインは、あの有名メーカーのホイールそっくりだけど、強度までは真似できていないケースです。
あの手のホイールに普通に問題なく使用出来ているユーザー、割れてしまったユーザーそれぞれいるのは、逃げ道があるか否か。あとは【運】の問題だと思います。
もし、コピー品のホイールを購入しようかどうか迷っている方は、そのあたりもよく考えておいたほうが良いと思います。安い高いには理由があると言うのは、どんなことにおいても変えられぬ事実です。※素材とか製作工程とかとか。
まとめ
ホイールが割れてしまう原因の多くは記事内でもお伝えした通り、以下の3つが挙げられます。
- バネレートが固すぎる
- タイヤの扁平率が薄すぎる
- ホイールをぶつける
もちろんこれが全てではありません。中古ホイールであれば、元々小さいクラックが入っていたということも十分考えられます。
比較的割れやすい3ピース構造のホイールや実際にホイールを割ってしまった経験があるユーザーは以下のことを踏まえて、衝撃の逃げ道を作ることを視野に入れながら、車弄りをすると良い方向に転がると思います。
- キャンバーの付け過ぎ
- 過激な引っ張りタイヤ
- 大胆な扁平タイヤ
- ハイレート過ぎるバネレート
当然のことを当然のように言いますが、これらを踏まえた上でも割れるリスクを取りたく無いのであれば、メーカー物の1ピースホイールがオススメです。純正ホイールを数多く作成しているエンケイホイールとか。
それでは。
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