テンションロッドという言葉を耳にした事があるけど、何のために付いている部品なのかよくわからない。
そんな声を耳にする事もしばしば…
そこで、この記事ではテンションロッドとは何か?どんな役割があるのかについてお話していきます。
テンションロッドとは?
テンションロッドとは、サスペンションの前後方向の動きを制御する役割を担っています。
すなわち、テンションロッドを必要とするサスペンション構造において、もしテンションロッドを付けなければタイヤが前後に動いてしまうという事です。
このように考えると、テンションロッドの役割が良く分かると思います。
テンションロッドの特徴として、前後方向からの力を制御していますので、他のアームと比べた際に向きが車の直進方向よりに配置されています。
※テンションロッドはサスペンション構造によってある車と無い車があります。
テンションロッドはガタが出やすい部品
サスペンション部品において、【ガタ】は付き物ですがテンションロッドは特にガタの発生が目立ちます。
純正品のテンションロッドは、ゴムブッシュが使われている事が多いです。
走行距離が伸びたり、年数が経ってくるとこのゴムがダメになり、ガタが発生します。
テンションロッドにガタが発生してしまえば、タイヤが前後方向にズレてしまいます。独特な違和感を感じます。
足回りがズレる感覚です。
▪️テンションロッドのガタを感じるのは2つの時
- 車が発進する時
- 車が止まる時
主に、この2つのケースの時に、タイヤの横移動を感じる事が出来ます。
イメージとしては、ブレーキを掛けてからワンテンポ遅れて車体が止まるイメージです。
まとめ
テンションロッドは、タイヤが前後走行にズレないようにコントロールしている大切な部品です。
ゴムブッシュに亀裂があったり、発進の時やブレーキの時に足回りがズレる感覚があった際はテンションロッドを確認してみて下さい。
それでは。
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