先日、当サイトの読者様よりこんな質問を頂きました。
R50ミニのフロントトー調整のやり方を教えて下さい。
※目見当では正確なトー角は調整不可です。
そこでこの記事では、R50/53ミニクーパーのフロントトー角を自分で調整したい方向けにやり方について紹介していきます。
リアのトー調整はこちらの記事で解説しています。
トー角調整に必要なもの
- スパナ(13.24ミリ)
- モンキーレンチ
スパナが無いよ…
そんな方はモンキーレンチでも大丈夫です。
ミニクーパーのタイロッドロックナットは【24ミリ】とかなり大きめのサイズです…
わざわざトー調整のためだけに買う必要はないので、モンキーレンチでの代用で充分です。
トー角調整のやり方
それでは早速トー角調整のやり方を紹介していきます。
作業手順は以下の通りです。
- ハンドルを目一杯切る
- タイロッドのロックナットを緩める
- タイロッドを回して調整する
手順ごと順番に解説していきます。
ハンドルを目一杯切る
まずは、タイロッドエンドにアクセス出来る様に、ハンドルを目一杯切ります。
- 右側タイヤの調整 左側に全切り
- 左側タイヤの調整 右側に全切り
ミニクーパーのタイロッドは、車体後方側に配置されています。
そのため、調整したいタイヤ側の反対にハンドルを全切りします。
そうすると、スペースが確保できてトー角調整が行えます。
個人的な意見ですが、欧州車はスペースがあまり確保されません。そのため結構狭いです…
いかに国産車が小回りの効く作りだという点が良く分かります。
タイロッドのロックナットを緩める
画像の矢印が示すナットがタイロッドエンドのロックナットです。
ここのロックナットは24ミリです。
タイヤ側から見て、【反時計回り】に回すとロックナットが緩みます。
僕自身も何台タイロッドを見たか分かりませんが、これほど大きいナットでロックしている車に遭遇した事はありません。
タイロッドを回してトー角調整
ロックナットが緩んだら、タイロッドにレンチを掛けて回します。
レンチが掛けられるようになっているのが分かると思います。
こちらは13ミリのレンチで回す事が可能です。
■回す向き(運転席側)
- トーアウトに向けたい場合 時計回り
- トーインに向けたい場合 反時計回り
※これはタイヤ側から見た時の回転方向です。
また、助手席側を調整する際は、反対になりますので注意して下さい。
調整が終わったら、再びタイロッドエンドのロックナットを締め込み作業完了です。
ロックナットを締め忘れると、走行中にトー角がズレてしまったり、タイロッドにガタがある状態になりステアリング操作に悪影響を与えかねません。
しっかり、両側のロックナットを締めたか確認するようにしましょう。
まとめ
簡易的に、トー角調整をしたい。
そんなユーザーは少なくありません。
トー角の調整はそれほど難しい作業では無いので、参考にしてみて下さい。
目見当では、正確なトー角調整をする事は難しいという事は頭に入れておきましょう。
少しでも、まともに調整したいのであれば、メジャーを使った方法がありますのでこちらをチェックしてみて下さい。
それでは。
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