これは最近知ったのですが…
どうやら18.20系クラウンにIS純正のナックルを流用すると良い事があるらしい。
あまり情報が出回って無かったので、少しお話ししていきます。
クラウンにISのナックルを流用すると…
18.20クラウンにIS(gse20)の純正ナックルを流用すると、約20ミリショートになります。
もちろん、取り付け各部の寸法(ハブ取り付け、キャリパー、ロアアーム)は全く同じなのでそのまま取り付けが可能。
先日、クラウン用の30ミリショートナックルをISに取り付けた際に気が付きました。
- 左 ベストスタイル30ミリショート
- 右 IS(gse20)純正ナックル
約10ミリしか短くならなかったんですよね…
おかしいな〜とか思い、色々調べていると…
クラウンのナックルとISのナックルで20ミリ差があるようです。
ちなみに【ISF】のナックルはクラウンのナックルと長さが同じです。(全く同じ物かまでは把握しきれていませんが。)
クラウンにISのナックルを使うメリット
クラウンにISのナックルを取り付けるメリットは以下の3つです。
- 金額が安く済む
- 純正品だから強度が安心
- もちろん、車検もOK
純正ナックルなので、安い金額で入手が可能な上、純正品なので強度の心配もありません。
安い加工ナックルは、折れるリスクがありますから、そのあたりの心配がいらないのは大きなメリットです。
純正品なので、車検も全く問題ありません。
少しだけナックルをショートにしたい…
そんなユーザーには間違いなくIS(gse20)の純正ナックルをお勧めします。
金額はざっと調べた感じ、5000円〜10000万円程度で購入した出来そう。
この金額で短縮ナックルになり、安心を買えると思うとめちゃくちゃ良いですね。
流用にはデメリットもある
クラウンにISの純正ナックルを流用すると、20ミリ短縮されてメリットが大きいですが、デメリットもあります。
それは、キャンバー角が起きてしまうことです。
実際に角度を計測している訳では無いので確実ではありませんが、2度前後キャンバー角が起きてしまいます。(ポジティブ寄りになる。)
つまるところ、キャンバーが5度ついた状態で、ISの純正ナックルを流用してしまうと、キャンバー角が3度ぐらいになっちゃうよ。というお話です。
これはシンプルにクラウンとISのナックルで角度が異なるのが理由です。
クラウンとISでは足回りの仕様が異なるので、このようなことも頭に入れておいた方が良いと思います。
ちなみに、ISにクラウンのナックルを流用する際には、その逆でキャンバー角がネガティブ方向へ倒れます。
まとめ
アッパーアームがヒットしちゃってるから、安く短縮ナックルが欲しいな…
そんなユーザーは是非IS(gse20)の純正ナックルをオークション等で調べてみて下さい。
車高によって変わってくるので、一概には言えませんがナックルが20ミリショートになれば充分アッパーヒットは回避可能です。
ただし、キャンバー角が起きるというデメリットも踏まえた上で流用する否かを選択した方が良いと思います。
それでは。
▪️ナックルの交換方法