先日、当サイトの読者様よりこんな質問を頂きました。
アッパーアームのナットを付けようとしたのですが、ボールジョイントが供回してしまってナットが回せません…
この悩みに直面する方は少なくありません。
そこでこの記事では、アッパーアームのボールジョイントが供回してしまう時の解決策を3つ解説していきます。
アッパーアームが供回してしまう時の対処法
アッパーアームのボールジョイントが供回してしまう際は、1度ボールジョイントをテーパーにハメ直してやる必要があります。
アッパーアームのボールジョイントが供回してしまった場合に、試してもらいたい対処法は以下の3つです。
- インパクトレンチを使う
- ギアプーラーを使う
- ハンマーで叩く
順番に解説していきます。
インパクトレンチを使う
1番手っ取り早いのはインパクトレンチを使う事です。
※この画像はアッパーアームではありません。
インパクトレンチを使うことで、ボールジョイントの供回を気にせずナットを外す事が可能です。
ボールジョイントの共回りにはインパクトレンチ最強です。
インパクトレンチは車を弄る際、かなり強い味方になりますので、持っていない方は買っておいて損はありません。
ちなみに僕が使っているのはマキタのインパクトレンチです。
ギアプーラーを使う
ギアプーラーはボールジョイントを外すためによく使われます。
この画像はボールジョイントを外す使い方ですが、プーラーを上側に掛けてやり、アッパーアームを受け側に押し込むカタチで使います。
ギアプーラーの中心のボルトをアッパーアームのボールジョイント部分に当てて使うという事です。
そうすることで、アッパーアームのボールジョイントが押し込まれてテーパーにしっかり噛み、ボールジョイントの供回を防ぎます。
ボールジョイントを1度ハメ直すことでボールジョイントが供回しなくなるのでナットを締めたり緩めたりする事が可能です。
ハンマーで叩く
少し荒技ですが…
アッパーアームを上からハンマーで叩いてやるのが最終手段です。
アッパーアームを上からハンマーで叩くことで、ボールジョイントのテーパーが受け側にハマり、供回を防ぎます。
要領としては、ギアプーラーを使うのと全く同じです。
ハンマーで叩く際は、アッパーアームを直接叩くのでは無く、ソケットのコマなどを当てて、そこを叩くと破損の防止に繋がります。
まとめ
アッパーアームのボールジョイントが供回してしまう場合は…
ボールジョイントをテーパー部分にはめてから、ナットを回すようにしましょう。
- ギアプーラー
- ハンマーで叩く
もし、インパクトレンチが手元にあったり、友人から借りることが出来るのであれば、インパクトレンチを使えば解決します。
車にはボールジョイントが使われている箇所が他にもあるので、ここで紹介した3つは頭に入れておきましょう。
それでは。
▪️過去のアーム交換事例